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ウェルスナビのおつり投資アプリ「マメタス」がサービス開始!口座を開設してみた

ロボアドバイザーによる資産運用サービスを提供するウェルスナビが、クレジットカードでの支払いからおつりに相当する金額を計算し、自動で投資に回してくれるアプリ「マメタス」をローンチしました。

出典日本初のおつりで資産運用アプリ「マメタス」本日より提供開始

マメタスはいわゆるフィンテックと呼ばれる部類に入るサービスで、マネーフォワードのように銀行口座やクレジットカードと連携して運用されます。

わたしは500円玉貯金をしていて、ブタさん貯金箱が一杯になるたびに投資に回していました。500円玉貯金と似たような感覚でできるおつり投資は前々から気になっていたので、ウェルスナビの口座を開設してマメタスをインストールしてみました。

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ウェルスナビとは

マメタスで積み立てられたおつりは、ウェルスナビで運用されますので、まずはウェルスナビについて簡単に説明します。

ウェルスナビは、ETFを使った長期分散投資をロボアドバイザーがやってくれるサービスです。

ETFでの長期分散投資をやろうと思うと、ETFを自動で積み立てることはできないため自分で買いつける必要がありますし、自分にあったリスク許容度となるポートフォリオの構築、ポートフォリオのリバランスなど、それなりの手間や知識が必要になります。

これをロボアドバイザーが一括でやってくれるわけですね。

ウェルスナビに関するレビューは次の記事を読んでみてください。

参考ウェルスナビで資産運用中の私がメリット・デメリットを語るよ

気になる手数料は1%

わたしは投資信託やETFを使ってインデックス投資を主軸においています。インデックスファンドやETFはアクティブファンドに比べて低コストという特徴があります。

例えば、先進国の株式に分散投資する「たわらノーロード先進国株式」のコストは0.225%です。米国の株式に分散投資するVTIというETFは0.05%とさらに低い水準にあります。

これに対してウェルスナビの手数料は、3000万円以下の資産に対しては1%、3000万円を超えた分に対しては0.5%です。

コストに敏感なインデックス投資家からすれば、論外とも言われかねない手数料です。

ETFを使った分散投資

ウェルスナビの投資先は、低コストで良質なETFが主軸におかれています。具体的な銘柄は、ロボアドを試しに使ってみればわかるんですが、VTI(米国株)、VEA(日欧株)、VWO(新興国株)やAGG(米国株)あたりです。

全世界ならVTでいいんじゃないの?って気もしますが、実はVTI、VEA、VWOを組み合わせた方が低コストに収まるので、むしろ良心的です。

ウェルスナビ自体のコストは1%かかってしまいますが、ETFを使った運用自体は低コストになっており、手数料が高い投資信託ばかりを推奨してくるようなロボアドとは別物です。

ロボアドを試してみた

ロボアドには年齢や収入、資産などからリスク許容度に応じて5段階のポートフォリオを組んでくれます。リスク許容度が下がるにつれて、VGG(米国債)やTIP(物価連動債)の割合が増えていきます。

わたしの場合は、リスク許容度は最大の5で、次のようなポートフォリオになりました。

株式80%、債券5%、その他15%と確かに攻めた感じの資産配分になっています。

おつり投資アプリのマメタスで貯まったおつりも、このポートフォリオに投じられていきます。

おつり投資アプリ「マメタス」とは

マメタスの仕組み

マメタスはマネーフォワードのようにクレジットカードと連携して、買い物で使った金額からおつりを計算します。コツコツとおつりが積算されていき、毎月一回ウェルスナビに回されます。

現金で支払うときのおつりの出方は、支払いに使う硬貨や紙幣で変わりますよね。同じように、マメタスでは100円、500円、1,000円の3段階から選ぶことができます。

おつりの考え方は単純で、設定した硬貨や紙幣だけで支払うことをイメージすればオッケーです。

例として250円の買い物をした場合を考えてみましょう。

  • 100円設定なら、100円玉3枚で支払うイメージで50円のおつり
  • 500円設定なら、500円1枚で支払って250円のおつり
  • 1,000円設定なら、1,000円札1枚で支払って750円のおつり

設定に応じて上記の金額がストックされていくわけです。

ウェルスナビ for 住信SBIネット銀行のアカウントが必要

マメタスのシステムはおもしろいんですが、現時点ではウェルスナビ for 住信SBIネット銀行のアカウントが必要になります。

住信SBIネット銀行に口座を持っていれば、身分証明書とマイナンバーカードをアップロードして1〜2営業日でウェルスナビの口座が開設されます。

住信SBIネット銀行の口座がないと、これの口座開設からしなければいけませんから多少手間と時間がかかりますね。

ウェルスナビはSBI証券でも口座を作れますが、マメタスを使うためには住信SBIネット銀行じゃないとダメなので注意してください。

わたしは申請をした翌日には次のようなメールが届いて、口座開設が完了しました。早いですねー

ウェルスナビへの初期入金と自動積立も必要

ここが残念でならない点なんですが、アカウントを作ればマメタスを使えるというわけではありません。

上のメールにも書かれているように、まずはウェルスナビへの初期入金が必要です。今はキャンペーン中で最低投資金額が100万円から30万円に下がっていますが、ちょっとハードルは高いですね。

クイック入金ができるので、パソコンやスマホから操作すればすぐに反映されます。

マメタスを使うためには、さらに毎月の自動積立設定も必要になります。毎月の最低積立金額は1万円です。

キャンペーン中の最低運用金額30万円+毎月積立最低1万円となるため、おつりでコツコツ投資といいつつ、それなりにまとまった金額を運用することになります。

おつり投資だけでサービスを成立させるには規模として難しい気もしますから、運用金額を増やしてもらって手数料収入を増やしたいという狙いはわかります。

ただ、将来的にはウェルスナビとの連携ではなく証券口座との連携になり、「証券口座に最低金額以上あればオッケー」くらいになってくれるとありがたいです。

おつりは毎月いくらの投資になるか?

マメタスでおつりの設定をして、意識せずにコツコツ貯まっていくのもいいんですが、ある程度は予想しておきたいところです。

わたしはほとんどの支払いをクレジットカードでしているので、利用明細からざっくり計算してみました。

  • 100円設定:3,000円くらい。
  • 500円設定:11,000円くらい。
  • 1,000円設定:21,000円くらい。

計算に使ったクレジットカードの支払い合計は約47,000円で、内訳は数百円から千円前後の細々したものが40件でした。

そこまで投資ばかりお金をかけていられないので3,000円くらいを想定して100円設定にしています。

まとめ

コストや最低投資金額といった課題はありますから、コストに敏感な方やまったく初めて投資をする方には正直言ってイマイチです。

おつり投資という発想は面白いですが、お小遣い帳やクレジットカード履歴からおつりに相当する分を自分で計算して投資に回すこともできます。

  • 投資経験がある
  • ETFや分散投資に理解がある
  • 新しいもの好き
  • そのために多少コストをかけてもいいと思っている

現時点でマメタスに適性があるのはこんな人じゃないでしょうか。

ウェルスナビが狙っているのかはわかりませんが、わたしはまんまと当てはまったのではじめてみました。

マメタスのレビュー記事です。投資との距離感について書いています。

参考おつり投資アプリ「マメタス」のレビュー

おつり投資をきっかけに、投資を始めてみようとしている初心者向けに書いた記事です。

参考投資初心者がウェルスナビを使うなら知っておくべき4つの基礎知識

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