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お釣り投資アプリ「マメタス」のウェルスナビでの運用状況と評価

最近は楽天証券やSBIの最低投資金額が100円になったり、楽天ポイントで投資できるようになったりと、投資をはじめるためのハードルが下がってきています。お釣り投資アプリもその流れのひとつですね。

わたしは、ウェルスナビが提供するお釣り投資アプリである「マメタス」をサービス公開初日から使っています。

「お釣り投資」という名称はキャッチーですが、「実際のところ運用状況や使い勝手はどうなの?」ってあたりをまとめます。

お釣り投資とは

クレジットカードと連携してコツコツ投資

マメタスはマネーツリー経由でクレジットカードと連携してコツコツ投資をするサービスです。
クレジットカードで買い物をした時にお釣りに相当する金額を積み重ねていき、毎月一度ウェルスナビの口座に入金されます。

「クレジットカードで買い物しているのにお釣りってどういうこと?」って方は以下の記事に詳しく説明してあります。

参考お釣り投資アプリ「マメタス」のレビュー!デメリットはあるの?

投資先はウェルスナビ

マメタスでコツコツ貯めたお金は、海外ETFへ自動で投資をしてくれる投資サービスである「ウェルスナビ」で運用されます。

ETFとは上場している投資信託のことで、TOPIXやダウ平均株価に連動した値動きをします。ニュースで「ダウ平均株価が○○%上昇」と流れていれば、あなたの保有するダウ平均株価に連動するETFもほぼ○○%値上がりしていることになります。

ウェルスナビはETFを組み合わせて、ポートフォリオを構築・調整してくれるサービスで、全世界の株式や米国債券、金などに分散投資してくれます。

ウェルスナビについての詳細は以下の記事にまとめてあります。投資未経験でしたらとりあえず読んでみてください。

参考投資初心者がウェルスナビを使うなら知っておくべき4つの基礎知識

運用状況

マメタス経由の投資額

マメタスは2017年5月末からサービスが始まりました。6月以降の投資金額の詳細です。

6月:2,361円
7月:4,924円
8月:4,220円

投資金額はマメタスの設定とクレジットカードの使用頻度によって変わります。私は100円設定なので、一回支払う毎に1〜99円が投資金額にストックされます。

ストックされた金額はこんな感じで、アプリで確認できます。視覚化されていて見やすいです。

投資金額は、「お釣り設定」×「クレジットカード使用頻度」で決まります。お釣り設定を100円から500円、1,000円と増やせば投資金額が一気に増えます。

100円設定とか1,000円設定とは、「どの貨幣で支払ったことにするのか」を意味します。1,250円のモノを買ったとすると、100円設定では50円、500円設定では250円、1,000円設定では750円がストックされます。

ウェルスナビでの運用状況

お釣り投資とは別に、毎月の積立金額が1万円あります。2017年9月時点での運用状況は次のようになっています。

ウェルスナビはマメタスと同時にはじめています。2017年6月よりも円高に進んだ影響と米国株の調子がいいこともあって+8,176円(+2.39%)です。長期投資を目的としているので、数ヶ月で一喜一憂する必要はないですがプラスになっているのは素直に嬉しいです。

ここで、米国債券(AGG)だけマイナスになっているのに気づくと思います。株式と債券は異なる値動きをし、それによってリスクを分散してくれる効果があります。リーマンショックのようなときにはどちらも値下がりしますが、基本的には逆の値動きをすることが多いとされています。

株式はプラスになって債券がマイナスになっているのは分散投資を実践できている証拠です。

ちなみに、ウェルスナビの画面を初めて見た方は、VTIとかVEAとか意味がわからないと思います。これはティッカーコードといって、ETFの銘柄を表す証券コードです。米国のETFは種類がたくさんあり、似たような名前のETFもあるのでティッカーコードがあるととても便利です。

初心者にオススメできるサービスなのか?

投資と生活を切り分ける

投資に慣れるまでは自分のお金が増減することに耐性がないため、日々の投資資産の値動きが気になってしまいます。電車でよく見かける、なにかのチャートを眺めているおじさんみたいな状態です。(もしかしたら超絶デイトレーダーかもしれませんが。)

気になって仕方がなくなると、仕事に集中できなかったり、家族の前でスマホばかり眺めて不評を買うことになりかねません。投資と生活の程よい距離感が掴めるまでは、一旦切り分けてしまった方がうまくいきます。

マメタスを使ってみて一番メリットに感じた点が、この「投資との距離感」をつくりやすいことにあります。

一番投資をしている気分になるのは、株やETFや為替レートを見ながらトレードのタイミングを見計らっている時です。お釣り投資には、日常の買い物のタイミングでお釣りが投資資金としてストックされていくため、タイミングを見計らうような「トレードしている感」は皆無です。見方によってはツマラナイ投資ですが、慣れるまではこれくらいの距離感の方が気楽だと思います。

積立投資と比べるとちょっと楽しい

投資との距離感という点では、積立投資もいい距離感をつくりやすいです。お釣り投資と積立投資との違いは、楽しさの質にあります。

積立投資の楽しみは、毎月コツコツ投資にお金を回していき資産が徐々に増えていくこと。個人差はあると思いますが、わたしはここに一番の楽しみを感じています。

一方でお釣り投資はちょっと違った楽しみがあります。

これは完全にただの勘違いなんですが、お釣りが投資の原資になっていると、どこかから湧いて出てきたお金で投資をしている気になります。ホント、ただの勘違いないんですが。

「なんか知らんけどお金増えて楽しい」

というアホっぽい感じで楽しんでいます。

変に気を張らず、まずは楽しみながら投資にふれられるという点では、初心者フレンドリーなサービスです。

コストの意識は薄れる

マメタスで見落としがちなのが、投資の運用コスト。

ウェルスナビでは保有資産に対して1%の手数料がかかります。おつり投資をする「マメタス」と実際に運用する「ウェルスナビ」がわかれているため、コストがかかっているという意識が薄れがちになります。

1%というコストは、長期運用していくとリターンの差に影響してきます。

詳しくは「ウェルスナビで資産運用中の私がメリット・デメリットを解説」を読んでいただきたいのですが、毎月5万円積み立てて、リターンが5%とコスト1%を引いた4%では、20年後に200万円程度の差になります。

投資を始める入り口としてはオススメですが、本格的に長期運用するのであれば、慣れてきた時点で自己運用にシフトすることも考えるといいと思います。

マメタスを実際に使って気になったこと

アプリの使い勝手は改善の余地がある

基本的に放置で、ほとんど見ることのないアプリですが、使い勝手には改善の余地があると感じます。

せっかくマネーツリーと連携しているのに、ウェルスナビでの資産運用状況はマメタスアプリでもマネーツリーアプリでも確認することができず、ウェルスナビにログインしなければいけません。

アクセスを悪くすることで、あえて投資との距離を置かせるという狙いがあるのかもしれませんが、すぐに確認できないのは不便です。

ネット証券と連携できたらうれしい

今はおつり投資の運用先がウェルスナビしかありません。

将来的に楽天証券やSBI証券といったネット証券での投信の購入に使えるようになると、先ほど説明したコストのデメリットが消えて素晴らしいアプリになります。

そもそも、おつり投資アプリによるウェルスナビの運用資産増はさほど多くないと思います。

いっそのことネット証券で運用可能にしてユーザーを増やす方にシフトして、別の方法でマネタイズした方が利益も上がってWin-Winなんじゃないかなと、素人ながらに考えたわけです。

まとめ

マメタスを使った資産運用の状況や実際の使い勝手についてまとめました。

出たばかりのサービスなので、まだまだ改善の余地がありますが、「投資との距離」をうまく作ることができることは投資初心者にとって1%の運用コストよりもメリットがあるように感じます。

つみたてNISAも来年からスタートしますし、投資初心者向けのサービスが増えていくとうれしいです。

もちろん、初心者をカモにするようなサービスも同時に増えそうですね。わたしは新しいサービス好きなので、可能な範囲で積極的に人柱になりながら情報を発信していきたいと思います。

公式ウェルスナビ

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