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ノロウイルス対策に一部のエタノール系消毒剤でも効果あり!国立医薬品食品衛生研究所の報告書をもとに使える消毒剤を調査

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ノロウイルス対策に一部のエタノール系消毒剤でも効果あり!国立医薬品食品衛生研究所の報告書をもとに使える消毒剤を調査

冬になると猛威を振るうノロウイルス。私もつい先日感染性胃腸炎にやられました。
辛いですよね。できればかかりたくないですし、自分がかかってしまったら家族への感染がとても心配です。

特に赤ちゃんや高齢者がいる家庭では、症状も深刻になりやすくより気を使うと思います。

胃腸炎に感染してしまった場合、家族への感染を防ぐためには吐瀉物や感染者が触れたドアノブなどの適切な処理が効果的です。感染性のものかどうかは即座に判断がつきませんから、嘔吐があったら感染性胃腸炎を疑いましょう。

初動が大事です。

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ノロウイルスの不活化について

次亜塩素酸ナトリウム

テレビなどでも毎年話題になっているのでご存知の方も多いと思いますが、ノロウイルスを完全に不活化する方法として、次亜塩素酸ナトリウムや加熱による処理が有効とされています(厚生労働省HP ノロウイルスに関するQ&A Q17)。

「不活化」とあまり聞きなれない言葉を使いますが、要はウイルスの感染力や毒性を失わせることです。予防接種などで「不活化ワクチン」というワードを聞いたことがありませんか?殺菌とは微妙に意味が違うのでちゃんとした言葉を使っておきます。

十分な不活化ができる次亜塩素酸ナトリウムの濃度は、200ppmと記載されており比較的高い濃度です。(ppmとは百万分率のことです。200ppm = 0.02%になります。)

次亜塩素酸ナトリウムは身近なところでも使われており、高濃度では漂白剤やトイレ用洗剤、低濃度ではプールや水道水の消毒が代表的です。

使用例からわかるように、次亜塩素酸ナトリウムは消毒効果や漂白効果をもっています。
また、金属やトイレ便座などの樹脂製品に対する腐食作用もあります。

そのため、200ppmという高い濃度で便座やドアノブなどの消毒に使用すると腐食が懸念されます。実際に便座の使用注意事項を見ると、「次亜塩素系の洗剤は使用しないでください」と書いてあると思います。

漂白作用もあるので、絨毯やお布団に使うと色むらができてしまう可能性もあります。

そこでエタノールの出番なのだが・・・

代表的な消毒剤としてはアルコール系消毒剤であるエタノールが知られています。
最近は病院だけでなく、スーパーやホテルなど人が行き交うところではよく見かけますね。

エタノールであれば次亜塩素系の消毒剤のような懸念点がないので、使用できる消毒対象物が多いです。

しかし残念なことに、エタノールではノロウイルスを十分に不活化できません。

不活化効果の高いエタノール系消毒剤

色むらや劣化を覚悟で次亜塩素系消毒剤を使うしかないのか・・・
家族のためだ、仕方ない・・・

という方々を救うために(?)研究が進められ、不活化効果の高いエタノール系消毒剤が市販されるようになりました。これらには、不活化効果を高めるための成分が添加されています。

本当に不活化するの?メーカーがうたっているだけじゃないの?って心配になりますよね。

でも大丈夫。ちゃんとした研究機関で検証されているんです。

前置きがかなり長くなりましたが、研究機関のレポートを紹介したいと思います。

国立医薬品食品衛生研究所のレポート

市販の塩素系消毒剤やエタノール系消毒剤の不活化効果について詳細に書かれているのが、国立医薬品食品衛生研究所の「ノロウイルスの不活化条件に関する調査報告書」というレポートです。

国立医薬品食品衛生研究所とは

国立医薬品食品衛生研究所とは、ホームページから引用すると次のように説明されています。

 国立医薬品食品衛生研究所 (National Institute of Health Sciences) は、医薬品や食品のほか、生活環境中に存在する多くの化学物質について、その品質、安全性及び有効性を正しく評価するための試験・研究や調査を行っています。
 それらの成果は、主に厚生行政に反映され、国民の健康と生活環境を維持・向上させることに役立っています。
 このように、国立医薬品食品衛生研究所の業務は、すべて国民生活に密接に関係しており、その成果は国民生活に還元されることとなります。

つまり、私たちの生活のために日々頑張ってくれている機関なんですね。

レポートの概要

レポートを読んでいくと、不活化効果を高めたエタノール系消毒剤を用いて、ノロウイルスの代替ウイルスであるネコカリシウイルスを対象に不活化効果を検証しています。

エタノール系消毒剤は11種類試しており、効果が認められたのが7種類、有機物を混ぜて消毒剤が効きにくい条件下でも効果が見られたのは3種類でした。

3種類ありました!だけじゃ何も意味がないです。むしろ効かない消毒剤もあるんかい!って不安になります。

大丈夫です、商品名こそでていませんが成分は掲載されていました。

消毒剤が効きにくい条件下でも不活化効果が認められた3種類のエタノール系消毒剤の使用区分と成分は次の通りです。

  • 指定医薬部外品
    エタノール(76.9~81.4%)、グリセリン、ミリスチン酸イソプロピル、アラントイン、リン酸
  • 除菌(食品添加物使用)
    エタノール(55.0%)、乳酸(2.13%)、グリセリン脂肪酸エステル (0.03%)、乳酸ナトリウム(0.02%)、水(42.82%)
  • 除菌(食品添加物使用)
    エタノール(50%)、グリセリン脂肪酸エステル(0.2%)、クエン酸 (0.5%)、クエン酸ナトリウム(0.1%)、グリセリン(0.1%)

成分だけわかっても仕方ない!

大丈夫です。ちゃんと特定してあります。

サラヤハンドラボ 手指消毒アルコールスプレーVH

サラヤハンドラボ 手指消毒アルコールスプレーVH 300mL [指定医薬部外品]
サラヤハンドラボ 手指消毒アルコールスプレーVH 300mL [指定医薬部外品]

SARAYAの公式HPに成分情報が掲載されています。

有効成分としてエタノール(C2H6O)76.9~81.4vol%、添加物としてグリセリン、ミリスチン酸イソプロピル、アラントイン、リン酸を含有する。

レポートから抜粋した1番目と一致します。

手指消毒用のアルコールスプレーなので、吐瀉物の処理などをした後に手洗いしてから使ったり、予防として使うのが正しい使い方ですが、機能的にはティッシュなどに染み込ませてドアノブや便座を拭くこともできます。

エークイック PRO

エークイック PRO 500ml スプレーヘッド付 APRO500ML/SPHEAD500

画像:エークイックPRO 製品カタログ

製品紹介のPDFがあったのでリンクを貼っておきます。
参考エークイックPRO カタログ

商品説明に記載されている成分は次の通り。

エタノール(55.0%)、乳酸(2.13%)、グリセリン脂肪酸エステル (0.03%)、乳酸ナトリウム(0.02%)、水(42.82%)

リストの2番目と一致します。

スマートハイジーン キッチンアルペット V

スマートハイジーン キッチンアルペット V 400ml
スマートハイジーン キッチンアルペット V 400ml

こちらもSARAYAの商品です。

公式ページから成分を確認すると、次の通り。

【成分】エタノール50.0w/w%、グリセリン脂肪酸エステル0.2w/w%、クエン酸0.5w/w%、クエン酸ナトリウム0.1w/w%、グリセリン0.1w/w%

リストの3番目と一致します。

SARAYAという会社の製品は、管理が厳しい飲食店や食品工場などで使われているプロ仕様を家庭に届けるというコンセプトで作られています。
さすが!といったところですね。

おわりに

国立医薬品食品衛生研究所のレポートをもとに、ノロウイルスにも効果が期待できるエタノール系消毒剤を紹介しました。

性能が検証されているものを正しく使って、家族への感染拡大を防いだり感染予防したいですね。

胃腸炎、つらいですからね・・・

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プロフィール

垂水ケイ

垂水ケイ

20代サラリーマン。2015年9月から投資をはじめ、インデックスファンドを積立ながら国内外ETFを買い足しています。1歳児ムスメの子育て奮闘中です。投資と子育てについて書きます。