ビットバンクトレードでは両建てが可能!やり方・稼ぎ方・注意点

ビットコインFXの一部の取引所では、売りポジションと買いポジションの両方を持つ「両建て」が可能です。

この記事では、両建ての戦略や両建てのできるビットバンクトレードについて紹介します。

BTC FXの両建てとは?:売りポジションと買いポジションの両方を持つこと

両建てとは、ロング(買い)ポジションとショート(売り)ポジションの両方の建玉を同時に保有している状態のことを指します。

例えば、1BTCのロングポジションと、1BTCのショートポジションをそれぞれ決済せず、同時に保有すると両建てとなります。

現物の暗号資産を売買する現物取引と違い、FXでは実際に現物を取引することはありません。だからこそ、FXでは売りポジションと買いポジションの両方を同時に保有するということができるのです。

両建てで稼ぐ戦略:トレンドが出たら利益のある方を伸ばす

この両建てを使って稼ぐ戦略というと、色々なパターンが考えられます。例えば、レンジ相場にハマり、どちらに動くかわからない時、あえて売りポジションと買いポジション両方を選択し、相場が動くまで待ちます。

相場が動いた後、まず含み損を抱えた側のポジションを決済し、損切りします。次に、含み益が出ている側のポジションをしばらく放置し、損切りで生じた損失よりも利益の方が大きくなったら決済をし、利確をします。

このような戦略を用いることで、トレンドの方向性が見えない時であっても、利益を出すことができます。

トレンドが生じた際に、含み益のあるポジションを伸ばすことで利益を拡大するというのが、両建てを使ったスタンダードな手法となります。

そのため、トレンドが発生した際には、トレーダーは素早く含み損が発生した側のポジションを決済しないといけません。この決済のタイミングが遅れると、含み益が増える一方で、含み損も増えてしまうので、一向に利益が増えません。

トレンドを読むためには、テクニカル指標を使うことが一般的です。

>>ビットコインFXのテクニカル指標の解説

両建てのメリット:ロスカットされにくくなる

両建ては一見すると、証拠金が増えるため、ロスカットされやすい戦略のように感じられますが、実際には真逆で、ロスカットの危険性を下げることができるという手法です。

両建てをしている限り含み損と含み益の額が常に一定になるため、トレーダーは常に±0の状態になるからです。実際には、スプレッドがあるため、少額ですがマイナスになります。

例えば、1BTC100万円のときに、1BTCの両建てをするとします。この時、ビットコインの価格が50万円まで暴落するとします。

一気に価格が50%も落ちてしまったため、普通に考えればロスカットが発動すべき事案でしょう。しかし、両建ての場合、暴落に巻き込まれて買いポジションが巨額の含み損を抱える一方で、売りポジションが巨額の含み益を獲得することになるため、マイナスとプラスが相殺される形になります。

つまり、両建て時に相場が急変すると、損失も出ますが利益も出るため、ロスカットされないということです。

このように、両建てにはロスカットを防げるというメリットがあるため、どうしてもロスカットが不安ならば反対方向に新規注文を入れてみましょう。反対注文をし、両建てをすることでロスカットのリスクを下げることが可能です。

両建てでアービトラージ(裁定取引)はできない

アービトラージとは、取引所間で発生した価格差を利用した投資手法のことです。上手くやれば確実に利益が出るなどの特徴があります。

両建ては一見するとアービトラージ可能な手法のように感じられますが、実際にはできません。まずアービトラージを実践するためには、複数の取引所が不可欠です。一つではできません。

取引所の買値と売値は常に同じ方向に動いてるため、買いポジションが含み益を抱えれば、同じ分だけ売りポジションが含み損を抱えることになります。

両者の利益と損失は常に均等になるため、一つの取引所内で両建てを行い、アービトラージの利益を狙うことはまず無理でしょう。

>>暗号資産のアービトラージとは?

両建て戦略のデメリット

長めのトレンドに乗らないと利益が出にくい

両建て戦略ではトレンドが長続きしないと、思ったように利益が出ないというデメリットがあります。

両建て戦略では、必ず反対側のポジションが含み損を抱えることになるため、この含み損のせいで利益の一部が相殺されてしまうからです。

そのためある程度大きなトレンドが発生しないと、利益を伸ばすことは難しくなります。

損切りのタイミングをミスると二重の損失に

損切りをしたすぐ後にトレンドが反転すると、含み益を抱えていた側のポジションが、今度は含み損を抱えることになり、二重の損失を受けることになります。

このように両建ては失敗すると、損失も倍になるというデメリットがあるだけに、注意しましょう。かといって、成功したところで、常に反対側のポジションが利益を相殺するため、利益が常に小さくなるというデメリットも抱えています。

売りポジションと買いポジションで証拠金が2倍必要になる

両建てを実践するためには、売りポジションと買いポジションそれぞれに必要な証拠金が必須となります。

例えば、1BTCの価格が100万円で、レバレッジが10倍の場合、1BTCの買いポジションを保有するために10万円、1BTCの売りポジションを保有するのに10万円の証拠金がそれぞれ必要となります。

このように、両建てをすると常に証拠金が倍になるというデメリットがあります。

 

両建てのできるオススメ国内取引所はビットバンクトレード

国内には様々な取引所が存在しますが、すべての取引所が両建てに対応しているわけではありません。

両建ては別に禁止されるような行為ではないのですが、取引所によってはシステム上、両建てが不可能な取引所も存在するのです。

両建てができる国内の取引所というと、Zaifやビットバンクトレードなどがあります。Zaifはサーバーが不安定なことがありますから、オススメの取引所はビットバンクトレードです。

ビットバンクトレードの特徴

ビットバンクトレードとは、国内で最初にビットコインFXのサービスをスタートさせた暗号資産取引所です。

FXに特化した取引所であり、両建て戦略を実践するには非常に理想的な環境が揃っています。

ビットバンクトレードはスワップ手数料が無料

両建て戦略を実践すると、買いポジションと売りポジション、それぞれにスワップ手数料が発生します。

本来であればスワップ手数料を通常時の倍の額を払うことになるのですが、ビットバンクトレードならば不要です。

そのため、いくら両建てをしようが、コストがかかることはありません。

>>ビットコインFXのスイングトレードとは?どの取引所が向いている?

ロスカットラインが20%だからロスカットされにくい

ビットバンクトレードは、ロスカットラインが国内取引所の中で、もっとも低いという特徴があります。

強制ロスカットの水準がたったの20%のため、万が一両建て戦略が失敗に終わり、大損することになったとしても、すぐにロスカットされる心配が少ないです。

>>強制ロスカットされにくいビットコインFXの取引所は?

購入時の手数料がかかるためボットを使ったアービトラージには不向き 

ビットバンクトレードは確かにスワップ手数料こそかかりませんが、売買手数料が発生します。特に、キャピタルゲインフィーという、利確すると必ず発生する手数料があるため、アービトラージには不向きです。

ビットバンクトレードで両建て戦略を実践する場合、常に片方のポジションの利益を伸ばすという戦略を採用することになるでしょう。この戦略を用いる場合、手数料を上回るだけの利益を出せないと、利確したとは言えないため、注意しましょう。

まとめ

ビットコインFXでの両建てについて紹介しました。

初心者には少し難しい戦略ですが、レンジ相場で様子を見たいときなどの要所で使うことができると、利益を伸ばすことができます。

これからはじめる方は、まずは少額からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

1万円からはじめるビットコインFX

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