DApps(分散型アプリケーション)とは?特徴・課題・事例を紹介

このブログではブロックチェーンゲームを紹介していますが、大きな枠組みとしてはDApp(分散型アプリケーション)のひとつです。

ここでは、「そもそもDAppってなに?」「ゲーム以外には何があるの?」といった基本的な内容を紹介します。

DAppsはスマートコントラクトで動く

DAppsを説明するために知っておきたいのが「スマートコントラクト」という技術です。

スマートコントラクトとは、「決められた条件を満たすと自動的(スマート)に契約(コントラクト)を実行するプログラム」です。

自販機の例がよく紹介されていますね。

  • 決められた条件:決められた現金を入れ、決められたボタンを押す。
  • 契約:自動的に飲み物が出てくる。

ブロックチェーンゲームでのアイテム購入に置き換えてみると、こんな感じ。

  • 決められた条件:決められたアドレスに決められたETHを送る。
  • 契約:決められたアイテム(トークン)がウォレットに送られてくる。

 

DAppではスマートコントラクトやブロックチェーンの技術が使われて動作します。

従来の中央集権型のアプリとの比較

  • 運用元のサーバーなどが単一障害点となる
  • 透明性が確保されていない

こういったデメリットがあります。「ガチャでレアの当たる確率が勝手に変えられていた」なんてわかりやすい事例ですよね。

DAppsはブロックチェーン、つまり分散型台帳技術によって管理されていますから、単一障害点になりません。また、オープンソースであるため透明性が非常に高いといえます。

DAppsの3つの課題

  1. スマートコントラクトの処理速度
  2. 手数料
  3. 安全性

スマートコントラクトが増えると処理速度が落ちる

ブロックチェーン上で多くのスマートコントラクトを実行するためには速度的に大きな問題があります。

ブロックチェーン上での処理には、高スペックから低スペックまで様々な端末が繋がっていて分散処理されています。スマートコントラクトの実行数が増えると、端末への負荷が増えてしまい処理速度の低下を招いてしまいます。

スケーラビリティの問題というやつです。

もちろん、この課題は放置されているわけではありません。

私は技術的には詳しくないんですが「Plasma(プラズマ)」とか「Sharding(シャーディング)」といった処理速度を上げるための開発がなされています。

詳しく学びたい方は「うどんのStackブログ」を読んでみてください。わかりやすさ・詳しさでNo. 1です。

トランザクションの処理をするたびに手数料がかかる

仮想通貨の送金には手数料がかかりますよね。それと同じように、イーサリアム上でスマートコントラクトを実行する際にも手数料(gas)が必要になります。

「トランザクションが増える」「スマートコントラクトが複雑になる」ことによって必要なgasの量も増加します。

ブロックチェーンゲームに「育成系」とか「ダンジョン系」が多いのは、スマートコントラクトの実行回数を減らし、単純化することでゲームをするために必要なgasを減らしているためです。

ゲームの設計によっても変わってきますから、同じ育成系であっても遊ぶために必要なgasは変わってきます。今後ブロックチェーンゲームが普及していくうえでの大きな課題の一つです。

バグがあると安全性が損なわれる

スマートコントラクトを実行するためのコードにミスやバグがあると、ハッキング被害にあう可能性が出てきます。

ブロックチェーン「ゲーム」とライトな感じを出していますが、結局はクリプトアセットとしてトークンが存在しているわけです。

安全性を軽視して開発速度を優先させるプロジェクトも増えてくると思います。

わざわざDAppsを使う理由

自販機の例やゲーム性の低いブロックチェーンゲームだけ見ると「わざわざDAppを使う必要なんてないじゃん!」と思うのも当然です。

DAppsを使うモチベーションは、そのままスマートコントラクトやブロックチェーンのメリットになります。

  • プロセスの透明性が必要
  • 仲介者に支払う手数料が高い
  • プロセスの承認が煩雑
  • ごまかしや詐欺がおこならない保証が必要

DAppsの事例をみていただけるともう少しわかりやすいと思います。

逆に「これはDAppsじゃなくてもよくね?」というブームに乗っているだけのプロジェクトもあります。見極めは難しいですが。

DAppsが使われている例

ゲーム

クリプトキティーやイーサエモンが有名です。このブログでもいくつか紹介しています。

ブロックチェーンゲームではネコやモンスター、アイテム自体がトークンとしてブロックチェーン上に存在します。

売買も行われており、数万円〜数十万円で取引されているものもあります。

ゲーム性自体はまだまだ低いですが、急速にクオリティが上がってきています。

取引されているものが高額ということもあり、ごまかしや詐欺のない保証が活きてきます。

「ガチャの当選確率がいつの間にか変わる」といった中央集権的アプリのデメリットがないのもポイントの一つ。

分散型取引所(DEX)

コインチェックのような中央集権的な取引所は、ハッキングによって顧客の資産が根こそぎ奪われるリスクがあります。

サーバーで管理しているため、サーバー落ちのリスクもありますね。

分散型取引所では秘密鍵の管理は個人に分散させ、取引所を動かすノードも分散させることで、取引所全体へのハッキングや取引所破綻のリスクを減らすことができます。

分散型取引所については、以下の記事にまとめてあります。

破綻しない分散型取引所(DEX)とは?コインチェックの乗り換え先として注目度アップ!

ギャンブル(予測市場)

日本ではあまり馴染みがありませんが、海外ではなんでも賭け事にしてしまうギャンブル(予測市場)があります。

「次の大統領は誰だ?」とか「W杯で優勝するのはどこだ?」とかそんなんです。

ギャンブルですから胴元がありますが、不正を一切しないという保証や透明性はありません。

ここでスマートコントラクトやブロックチェーンの技術が活きてきます。

「Auger(REP)」は予測市場関連のプロジェクトです。以下の記事を参考にどうぞ。

【CC銘柄】仮想通貨オーガー(REP)とは?特徴や将来性を解説

まとめ

DAppの特徴・課題・事例についてまとめました。

  • DAppsはブロクチェーンやスマートコントラクトの技術で動く。
  • 「処理速度」「手数料」「安全性」に課題はあるが、解決に向けて動いている。
  • DAppsのメリットを理解して、メリットが活かされているプロジェクトに注目したい。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.