暗号資産QTUM(クアンタム)の特徴・評価|ビットコインとイーサリアムのハイブリッド

暗号資産QTUM(クアンタム)の特徴や評価をまとめます。

分散型アプリケーションプラットフォームとして注目度が高まっています。

ざっくり理解するための3つの特徴

  • ビットコインとイーサリアムの両方の機能を持つ暗号資産。
  • スマートコントラクトをモバイルで実行可能。
  • DAppの開発が盛んに行われている。

QTUMの概要

QTUMの現在の価格

QTUMの特徴

  • イーサリアムの仮想マシンを動かすことで、ビットコインとイーサリアムの機能を実現。
  • ブロックチェーン全体をダウンロードせずスマートコントラクトを実行できるので、モバイルでの利用が可能。
  • DAppの開発が盛んに行われている。

QTUMはシンガポールのQtum財団によって開発されたプロジェクトです。

QTUMはビットコインと同じような強固なセキュリティをもちながら、イーサリアムのようなスマートコントラクトを実行可能な暗号資産です。

公式ページにイメージが掲載されていましたので紹介しておきます。

ビットコインとイーサリアムのいいとこどりをしているわけなんですが、これはイーサリアムの仮想マシンを動かすことで実行しています。

仮想マシンとは、Mac上でWindowsを動かすようなものです。

本来Macでは使えないプログラムが、仮想のWindowsマシン上で動かすことで、見かけ上はMacでWindowのみ対応のプログラムを扱うことができます。「Mac=ビットコイン」「Windows=イーサリアム」「Windows専用プログラム=スマートコントラクト」ってことですね。


QTUMでは仮想マシンを用いていることで、イーサリアムのようにブロックチェーン全体をダウンロードすることなくスマートコントラクトを実行できるのが特長です。

プロジェクトの目的にもよってきますが、分散型アプリケーション(DApp)を使うためのプラットフォームとしては、モバイルを尊重している点はうれしいですね。ビジネスシーンや日常使いでの実用化を見据えていることが伺えます。

オープンソースであり、モバイル重視であり、プラットフォーマーとなりうるのであれば、今後ますます注目が集まってきそうです。


プラットフォーム系のプロジェクトの価値は、実際に使われるかどうかで決まります。

つまり、ユーザーやプロダクトの有無が大切です。

オープンソースにすることでユーザーを増やそうとしていますが、実際にどれくらい見込めるかは不明。

ただ、プロダクトとしてDAppは盛んに開発が行われています。

公式ページからDAppを確認すると、QTUMベースの次のようなプロジェクトが進行中です。

分散型検索のBITCLAVEなんかはアルファ版が既にリリースされており、個人的に期待しています。telegramの参加者も多く、海外での注目度はそこそこありそうです。

QTUMの将来性

競合しそうなプロジェクトとしては、イーサリアムそのものであったり、中国版イーサリアムともよばれているNEOあたり。

QTUMは「DAppが作りやすく点」「モバイル利用がしやすい点」で、イーサリアムとは差別化が図られているのかなとは思います。

今後もQTUMベースのプロジェクトが増えれば、将来の成長も期待できます。

公式のDAppを時々覗いてみると面白いですよ。

まとめ

ビットコインとイーサリアムの機能をもつ暗号資産QTUMについてまとめました。

  • スマートコントラクトをモバイルで実行可能であり普及させやすい。
  • QTUMベースのプロジェクトが多数進んでおり、プラットフォーマーになるポテンシャルがある。
  • スマートコントラクトやDAppの動向をチェック!

 

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