2017年11月26日に1BTCが100万円を突破しました。
「投資しときゃよかったー!」
こんな声があちこちから聞こえてきます。
ビットコインのチャートを見るとエグい右肩上がりをしていて、まだまだ上昇していきそうな気がしてきます。
「まだ間に合う!今から参戦だ!」
こんな事を考えだす人も増えてきます。
でもちょっと待ってください。
冷静さは保てていますか?
「あ、冷静さを欠いていたかも。」
こんな方は、この記事を読んでみてください。ちょっと冷静になるためのつまらなくて夢のない話をしたいと思います。
ビットコインはバブルかもよ?
ビットコインの価格がどんどん上がっています。30万円くらいのころからバブルだバブルだと言われ続け、100万円にまで到達してしまいました。
著名な投資家たちも「ビットコインはバブルだ」とコメントしています。
ビットコインがバブルであれば、それはいつか弾けます。今日かもしれないし明日かもしれない。
言い方悪いですが、これからビットコイン投資に参加する方は、既に値上がりしたものを買うことになるわけですから、先見の明のなさを自覚した方がいいと思います。
先見の明なくしてバブルが弾ける前に逃げ出せるとでも?
「できる!」「仮に値下がりしてもまた上がる!」
こんなことを考えているのであれば、蛮勇と言わざるをえません。
もしあなたが、これまで堅実に貯金や積立投資をしてきたのであれば、それは素晴らしいことだと思います。
せっかくここまで積み上げてきた堅実さを手放してしまっていいのか、一度冷静になってみてください。
まんまと煽られて悔しくないの?
ここまで値上がりしてくると、「まだ暗号資産もってないの?」みたいな煽りを見かけるようになってきています。
- 買えば上がるのに買わないなんてバカだ!
- 機会損失をしている!もったいな!
それはもう散々な煽りようです。
でも煽っている人たちは、すでに利益を積み上げています。あなたがこれから参入してコケたとしても、彼らのダメージはあなたよりもはるかに小さくなります。
まんまと煽りにのって参入し、損失を抱えることほど悔しいことはありませんよ。
大事なお金に手を出していませんか?
「買えば上がるなら、ちょっとくらい手をつけても…」
なんてしようとしていませんか。
教育費、結婚資金、生活防衛資金などなど、何のために蓄えていたのか冷静になって思いだすべきです。
こんな上昇相場でも冷静に大事なお金と投資のお金を切り分けて考えられているのであれば、それだけでも相場に生き残り続けるために役立つ才能だと思います。
大事なお金、貴重な才能を活かしたいですね。
投資の格言に学ぶ
「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」
米国投資家のジョン・テンプルトン氏の言葉とされており、上昇相場を4つのステージで考えています。
ビットコインに照らし合わせて考えてみると、こんな感じでしょうか。(価格はテキトーです。)
- 悲観の中に生まれ(~10万円):ビットコインなんて投資対象にならないでしょ。
- 懐疑の中に育ち(~50万円):こんなに値上がりしてくるなんて、もしかして価値があるのか…?
- 楽観の中で成熟し(~100万円):買えば儲かる!←イマココ
- 幸福感の中で消える(~???万円):資産めっちゃ増えたわー!シアワセ。→バブルの終わり
最近はといえば、投資を見送っていた人たちの参入が増え、右肩上がりだから買えば儲かるような状況です。
格言どおりにいけば、あとは幸福に包まれた中で消えていくわけですね。大事なお金に手を出しちゃっていたら悲惨です。
まとめ
ビットコインが100万円を突破しました。
「今からでも参入しなきゃ!もっと投資金額増やさなきゃ!」
と焦る人のために、「買わない煽り」の記事を書いてみました。
- ビットコインはバブルかもしれないし、バブルが弾ける前に逃げ出すことはできない。
- 煽りにのって失敗すると、多分めっちゃ悔しい。
- 強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく
わたしも「投資金額増やしてぇ!」ってのをグッと堪えてます。大きなミスを失敗しないように立ち回ることが長生きの秘訣だと信じているからです。
機関投資家でもなんでもないんですから、機会損失があったっていいじゃない。長生きしましょ。
最後になりますが、癒しの猫の写真でも見て心を落ち着けてください。
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