2017年11月26日の時点で、ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールド、ビットコインダイアモンドのハードフォークが行われています。
ビットコインには新規コインが生まれるハードフォークがまだまだ控えています。
- ビットコインダイアモンド(11月25日頃:完了)
- ビットコインプラチナム(12月11〜12日頃)
- スーパービットコイン(12月13〜14日頃)
- ライトニングビットコイン(12月20〜21日頃)
- ビットコインウラン(12月31日頃)
- ビットコインキャッシュプラス(1月2日頃)
- ビットコインシルバー(不明)
取引所によっては、ハードフォーク時にビットコインを保有していれば、保有量に応じてハードフォークした新規コインをもらうことができます。
実際に11月25日にハードフォークが完了したビットコインダイアモンドは海外取引所のBinance(バイナンス)で1BTCあたり10BCD(ビットコインダイアモンド)が配布されています。
国内の取引所のほとんどは対応しない方針を打ち出しているため、海外の取引所を使ってハードフォークしたコインをもらう方法をまとめます。
Contents
ハードフォークしたコインをもらう方法
配布する可能性のある取引所Binanceに登録する
国内の取引所を使っている方が多いと思いますが、「ビットコインがハードフォークして新しい暗号資産が生まれ、それはそれで価値を持つ」という流れには賛同していない取引所がほとんどのため、ハードフォークをしてもコインの配布は行われません。国内で配布を表明していた取引所はBTCBOXのみです。
追記:コインチェックはビットコインダイアモンドの配布を行うとのこと。
ビットコインのブロック高495866時点(11月24日頃)に発生いたしました、「ビットコインダイヤモンド」につきまして弊社の方針をお知らせいたします。付与については問題等が確認されない限り行う予定とし、現在作業を進めております。
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2017年11月26日
そのため、あなたがGMOコインやザイフなどにビットコインを保管していても、ハードフォークした際に新しいコインをもらうことができません。
そこで、海外の取引所であるバイナンスを使います。
海外取引所といっても日本語対応されているので、国内取引所と同じような流れで登録することができます。
ビットコインダイアモンドを配布した実績がありますから、今後のハードフォークでも新規コインの配布は期待できます。
- バイナンスへアクセス
- メールアドレスの登録
- メールの確認
- 二段階認証の設定
バイナンスでは24時間の引き出し限度額が2BTCでもよければ、本人確認なしでも登録が完了します。
引き出し限度額を100BTCに引き上げる場合には、パスポートによる本人確認書類のアップロードが必要になります。
詳しい登録方法を説明します。
バイナンスへアクセス
まずはバイナンスの公式ホームページへアクセスします。
「アカウントを作成します」から登録画面へ進みます。
メールアドレスの登録
メールアドレスとパスワードを入力し、「Please slide to verify」と書かれている部分をスワイプします。(PCならドラッグ)
メールの確認
登録完了後、メールアドレス宛にバイナンスから次のようなメールが届きます。
「Verify Email」をクリックして登録完了です。
二段階認証
セキュリティーのため、二段階認証は必須です。Google Authenticatorという二段階認証用のアプリをダウンロードし、QRコードを読み込んでください。
その後アプリに表示された6桁の数字を「二次検証コードを入力してください」の欄に入力します。
以上で登録が完了します。
ビットコインの入金
ハードフォークまでにビットコインを入金しておく必要があります。
入金はメニューの「資産」→ビットコインの「預金」をクリックして表示されるビットコイン入金用のアドレスに、あなたが普段使っている取引所やウォレットから送金します。
国内取引所では、「日本円を入金→ビットコインを購入してそのまま保有」という方がほとんどだと思いますが、今回はすでに保有しているビットコインをバイナンスに送ります。
ビットコインの入金をしたことがない方は、少額で一度練習してみることをオススメします。
ビットコイン送金の手順がわからない方は、「コインチェックでのビットコイン送金の手順」を参考にしてみてください。
入金が終わればあとはハードフォークを待つだけです。
ハードフォークしたコインをもらった後にすること
バイナンスですぐに取引が開始されるのであれば、さっさと売却してビットコインにしてしまうのも一つの手です。
ハードフォークしたコインは、そのコイン自体にまだ実績がありませんから期待値に値がついているだけにすぎません。
ビットコインキャッシュのように、しばらくしてから価格が一気に跳ね上がることもあれば、そのまま陽の目を見ることなく忘れ去られることもあるでしょう。
それぞれのコインに可能性があるかについては、素人には判断が難しいところです。プロでも難しいかもしれません。
- 将来の価格上昇にかけるならそのままホールド。
- 新規コイン自体に価値を見出せないのであればさっさと売却。
どちらかの選択肢を取る必要があります。
Binanceはどんな取引所?
バイナンスは2017年7月にスタートした中国の取引所です。
日本円やドルを使って暗号資産を買うのではなく、ビットコインとアルトコインをトレードする取引所です。
会社の紹介動画がYoutubeにアップされています。
バイナンスには次のような特徴があります。
- 暗号資産の取扱い銘柄が多い!(79種類)
- 取引手数料が安い!(0.1%)
通常の取引手数料は0.1%ですが、バイナンスで使えるトークンBNBを使うと0.05%になります。
Binanceを使う注意点
中国では暗号資産の規制が進んでいっていますから、今後ハードフォークによって生まれるコインについてもなにかしら規制が敷かれる可能性はあります。
特にビットコインダイアモンドの配布によって、一気に注目度が高まっていますから、規制する側の目にも付きやすくなったと言えます。
あなたの資産がバイナンスに残っている状態で、規制が入ってしまうとスムーズに出金・送金できなくなる可能性はあります。
「ビットコインを持っているだけで、新たに価値をもっている暗号資産がもらえる」という状況は、経済的にもイビツさがありますから、今後の動向は注視する必要があります。
分裂でもらえる暗号資産の特徴
ビットコインの分裂はビットコインの弱点を改善するためになされます。
ビットコインとの違いを、簡単に紹介します。
ビットコインプラチナム(BTP)
ハードフォーク予定日:12月11日〜12日
- プレマイニングなし。
- ブロックタイムが10分から2.5分に短縮。
- GPUマイニング。
- Segwit2Xが実装される。
ブロックタイムの短縮やSegwit2Xの実装により、ビットコインの取引の遅延問題を解決しようとしている暗号資産であることが伺えます。
スーパービットコイン(SBTC)
ハードフォーク予定日:12月13日〜14日
- スマートコントラクト
- ライトニングネットワーク
- ゼロ知識証明
- ブロックサイズ8MB
スマートコントラクトといえば、イーサリアム。
ゼロ知識証明といえば、ZCASH。
8MBのブロックサイズといえばビットコインキャッシュ。
スーパービットコインは、これらの通貨のいいとこ取りをしたような特徴を持っています。
ビットコインウラニウム(BUM)
ハードフォーク予定日:12月31日
- GPU/CPUマイニング
- ブロックタイム:1分
- プレマイニングなし
GPU/CPUマイニングとすることで、マイナーの一極集中を防ぐ狙いがあります。
ブロックタイムが1分で、ビットコイン兄弟の中で群を抜いて早いのも特徴。
ビットコインキャッシュプラス
ハードフォーク予定日:1月2日
- ブロックサイズ:8MB
- リプレイプロテクション
- 緊急難易度調整アルゴリズム
- Equihashマイニングアルゴリズム
英語ですが「What Is Bitcoin Cash Plus?」に詳しく書かれています。
ブロックサイズが8MBであることや緊急難易度調整がある点が、ビットコインキャッシュと同じです。
まとめ
ビットコインのハードフォークで生まれる暗号資産をもらう方法として、バイナンスの使い方についてまとめました。
- バイナンスはビットコインダイアモンドの配布実績のある取引所。
- バイナンスに登録し、ビットコインを入金してハードフォークを待つ。
- 中国の取引所なので、今後の動向には注意が必要。
ハードフォークは新規コインをもらうチャンスです。
もらうこと自体にリスクはありませんが、取引所にはリスクが残ります。
それを理解した上で、挑戦してみたいのであればバイナンスをつかってみてください。
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