暴落は暗号資産を始めるタイミングか?過熱相場に飛び込むよりはマシ

暗号資産の相場は、規制関連のニュースを皮切りに暴落し、さらにコインチェックの大規模盗難事件の追い打ちを受けて暗い状況にあります。

「暗号資産が暴落したら参入する!」

暗号資産の価格がどんどん上がっていく中で、こう言っている人をよく見かけました。

しかし、実際に今になって参入する人はあまりいません。暴落の雰囲気って投資のやる気を削いでしまいますからね。

「高値で買わなくてよかった!暴落してきたけどやっぱり暗号資産なんて投資するもんじゃないよね!」

おそらく、こんな事を考えているはず。

ナイス判断です!あとはまた価格が上がって来たときに欲を出さなければ完璧です!

さて、今回は暴落時に暗号資産参入するのってどうよ?ってハナシをしたいと思います。

暴落時の参入は値上がり時に入るよりもマシ

価格が上がっていると、

「みんな買っているから大丈夫!」

「ここまで上がってきたらまだまだ上がるぜ!」

というような根拠のない自信に取り憑かれた新規参入者が増えます。

今回の暗号資産で言えば、2017年の12月から翌年1月に参入してきた人たちです。

継続して上がってくれればよかったのですが、各国の規制やコインチェックの事件などが重なり、ご存知の通り暴落した状態になっています。

暴落時の参入は「落ちるナイフをつかむな」という投資の格言にもある通り、参入した瞬間にさらに下がり続ける可能性はあります。

ただし、既にある程度低い価格になっているわけですから

  • ピーク時に参入するよりも当然ダメージは小さくなります。
  • 相場環境が好転してきた時も復活は早くなります。

こういったメリットはあります。

今抱えている爆弾が処理されてからでもいい

「暴落したから参入する」というだけでは、ただの逆張り投資家です。

もう少し参入するタイミングの根拠が欲しいところですよね。

最近の暗号資産の相場は、爆弾を抱えながら下落して行っています。

  • コインチェック爆弾
  • テザー爆弾
  • 規制爆弾

大きく分けて、この3つです。

これらの爆弾処理の目処がたってから参入でも遅くはないです。

コインチェック爆弾

ご存知、コインチェックからNEMが盗まれ、コインチェックに預けていた資金が取り出せない状態になっています。

返金をすると発表はしていますが、期限などは設けられておらず、

「このまま倒産して逃げられるのでは?」

という疑惑が払拭できていません。

倒産が現実のものとなれば、「暗号資産=危険なもの」という認識が広がり、相場環境はさらに悪化することが考えられます。

本質的には事件の原因が暗号資産そのものにあるわけではなく、取引所に落ち度があったために発生しているわけですが、世間・相場がつねに本質に基づいて動くわけではありませんからね。

テザー爆弾

海外取引所の一部では、基軸通貨としてテザー(USDT)が用いられています。

USDTはUSDと同じ価値となるように設計された通貨です。

「発行元であるテザー社が1USDTにつき1USDを用意している」という前提で、価値が成立しています。

しかし、USDTはどんどん発行され続けており、

「テザー社は本当に発行したUSDTと同じだけのUSDを持っているのか?」

という疑問が浮かびます。

「本当は持っていませんでした」となれば基軸通貨として使われているだけあって相場への悪影響がでる可能性があります。

規制爆弾

各国で暗号資産関連の規制がどんどん進んでいます。

規制がでるたびに相場は反応して、価格が下落しています。

これは今後も続くでしょうから、

  1. 世界的に規制が出尽くすまでは暗号資産に投資しない。
  2. 規制のたびに下がるのは覚悟の上で投資する。

どちらかを選ぶことになりますね。

まとめ

暴落時に暗号資産に参入するのってどうなの?ってことについてまとめました。

  • 暴落時の参入はピークで参入するよりもダメージが小さい。
  • 今はまだコインチェック爆弾とテザー爆弾があるため、爆弾処理の目処がたってから参入がいいのではなかろうか。

暴落時に参入しないことを決めたのであれば、ある程度価格上昇したところで

「あれ?大丈夫じゃね?」

などと不用意に飛びつかないよう、決めたことを貫くことが大切だと思います。

『暗号資産はやらない』ってのも十分ナイスな選択ですからね。

それでもやっぱり暗号資産を買ってみたいのであれば「ビットコイン投資はなぜ怖い?理由と対策をまとめてみた」を読んでみてください。

ビットコイン投資はなぜ怖い?その理由と対策をまとめてみた

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