観光にフォーカスしたGUIDE COIN(ガイドコイン)という面白いプロジェクトがあったので、紹介します。
現在ICO中で、2018年2月28日までやってます。
ガイドコインとは?
- インバウンドの増加に伴うガイド不足を、観光客とガイドのマッチングにより解消する。
- 観光地での店舗への支払いやガイド料の支払いをスムーズに行う。
ガイドコインは観光客と登録されたガイドをマッチングし、ガイド料を支払うプラットフォームを提供します。
民泊とかUberとかが近年話題になってきていますが、それのガイド版といったイメージです。
流行りのシェアリングエコノミーってやつですね。
ガイド料の支払いに加えて、実店舗への支払いもできるようになっていくみたい。
つまり、ガイドコインを使えば観光案内も食事もお土産の購入もできちゃうわけです。
ガイドコインの基本情報
公式サイト:https://ico.guide.sc/jp/
ホワイトペーパー:https://ico.guide.sc/files/GUIDE_COIN-Whitepaper-Japanese.pdf
Twitter:https://twitter.com/guide_coin
Telegram:https://t.me/guide_coin
ツイッターでの情報収集がオススメです。割と頻繁に更新しています。
ガイドコインのメリット
旅行客のメリット
旅行会社に頼んでツアーを組んでもらえれば、メジャーな観光地をみたり名物を食べたりすることは当然できます。
ただ、融通が効きにくかったりコストがかかったりしてしまいます。
「泊まる場所は民泊!ちょっとマイナーな面白い場所を案内してもらいたい!」
こんな属性の人にはよくマッチするサービスだと思います。
また、ガイドにはいろんな観光案内以外にもいろいろできるようになるみたいです。
例えば「富士山のぼりたいから案内してほしい!」とか「スキーしたいからコーチしてほしい!」とかも成立するようになるかもしれません。
ガイドのメリット
- 民泊とかに興味はあるけど、投資金額大きいから手が出せない。
- 英語できるからちょっとお小遣い稼ぎしたい。
こんなニーズにマッチしているんじゃないでしょうか。
最近は「ココナラ」という自分のできること(イラストとかライティングとか)をネット上で売ることのできるサービスがでてきています。
「自分のできることをお金に変えたい!」
こんな考えを実現できるわけですね。
あまり堅苦しく考えずに、ラーメン好きな人が「トーキョーラーメンツアー」とかやるのもウケるかもしれません。
行きつけのラーメン屋さんに食べに行きがてら、旅行者を案内するだけでガイド料がもらえるとか楽しくないですか。
ガイドコインのデメリット
- 実際に会ってガイドをするため犯罪に巻き込まれるリスクがある。
- トラブルがあったときに対応してくれる人がいない。
- 認知度が高まるまでは使い勝手が悪い。
airbnbやuberでも同様のリスクがありますから、こうした問題はシェアリングエコノミー全体の課題ともいえます。
ガイドや旅行者の評価システムとかは最低限導入されると思いますが、ガイドコインがどう対応していくか注目です。
ユーザー依存のプロジェクト全般に言えることですが、ガイドコインの認知度ははっきり言ってかなり低いです。ガイドと観光客の両方で認知度が上がらなければ、プロジェクトとして成功するのは難しいです。
まずはガイド側を充実させなければ観光客に使ってもらえませんから、「ココナラで副業をしているようなサラリーマン」とか「語学スキルを磨きたい・活かしたい人」などをどんどん取り込んで行かないといけませんね。
ガイドコインに興味を持った理由
- 使われるシーンが明確なプロジェクト
- 実際に使ってみたいと思った
暗号資産のプロジェクトは高度な技術が使われすぎていて、なかなか使われるシーンの想像がつかないものが多いです。
- めっちゃセキュアで匿名の送金ができるぜ!
- 難しいプロトコルで取引の流動性を改善するぜ!
こんな感じのやつです。
その点ガイドコインは、「観光ガイド」という使われているシーンが明確に想像できます。
「わかりやすい」ってのは普及のために重要なファクターですから、投資判断のポイントにしています。
二つ目の理由は、自分で使いたいと思ったから。
出張であちこちの都市に行くことが多いんですが「地元民行きつけの安くて美味いお店」巡りが好きなんです。
ぐるなびとかのサイトもありますが、そういうのじゃないんですよね。
ガイドコインを使って地元民オススメのお店とかを案内してもらいたいな。
プロジェクトの競合
個人ガイドのマッチングでいえば、世界各地の現地の個人ガイドを探せる「voyable」、アジア圏を中心とする「Voyagin」などがあります。
ガイドコインはアジアを最初のターゲットとして考えているようなので、Voyaginとはガチンコ勝負になるかもしれませんね。
暗号資産による支払いでは「オミセゴー(OMG)」が競合になりそうです。
OMGもガイドコインと同じく日本人発のプロジェクトで、アジア圏での少額決済を目的に作られています。
日本にいると「クレジットカードがあるじゃん。海外旅行でもそれを使えばいいよね?」ってなりますが、タイやベトナムなどのアジア圏では銀行口座を持っておらずクレジットカードを持てない人がたくさんいます。
OMGはこういった人たちをターゲットにしています。
ガイドコインもアジア圏観光地での支払いも使用目的になっていますから、OMGとは競合しそうです。
ガイドコインは、「観光ガイドのマッチング」と「暗号資産による支払い」の組み合わせで、どこまで特徴を出せるかがポイントだと思っています。
まとめ
ガイドコインについてまとめました。
- ガイドコインは観光客とガイドのマッチングサービス。
- ガイドや実店舗への支払いにガイドコインを使用する。
- 既存のガイドマッチングサービスやOMGなど競合は強いので、「ガイドのマッチング」と「暗号資産の支払い」の組み合わせによる特徴づけがほしい。
- 利用するシーンは明確で、自分でも使ってみたい。
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