暗号資産QTUM(クアンタム)の特徴や評価をまとめます。
分散型アプリケーションプラットフォームとして注目度が高まっています。
ざっくり理解するための3つの特徴
- ビットコインとイーサリアムの両方の機能を持つ暗号資産。
- スマートコントラクトをモバイルで実行可能。
- DAppの開発が盛んに行われている。
QTUMの概要
- 名称:Qtum
- 単位:QTUM
- 最大供給量:1億枚(1億枚発行後上限が1%ずつ増加)
- 公式:https://qtum.org/en/
- ホワイトペーパー:https://qtum.org/uploads/files/a2772efe4dc8ed1100319c6480195fb1.pdf
QTUMの現在の価格
QTUMの特徴
- イーサリアムの仮想マシンを動かすことで、ビットコインとイーサリアムの機能を実現。
- ブロックチェーン全体をダウンロードせずスマートコントラクトを実行できるので、モバイルでの利用が可能。
- DAppの開発が盛んに行われている。
QTUMはシンガポールのQtum財団によって開発されたプロジェクトです。
QTUMはビットコインと同じような強固なセキュリティをもちながら、イーサリアムのようなスマートコントラクトを実行可能な暗号資産です。
公式ページにイメージが掲載されていましたので紹介しておきます。
ビットコインとイーサリアムのいいとこどりをしているわけなんですが、これはイーサリアムの仮想マシンを動かすことで実行しています。
仮想マシンとは、Mac上でWindowsを動かすようなものです。
本来Macでは使えないプログラムが、仮想のWindowsマシン上で動かすことで、見かけ上はMacでWindowのみ対応のプログラムを扱うことができます。「Mac=ビットコイン」「Windows=イーサリアム」「Windows専用プログラム=スマートコントラクト」ってことですね。
QTUMでは仮想マシンを用いていることで、イーサリアムのようにブロックチェーン全体をダウンロードすることなくスマートコントラクトを実行できるのが特長です。
プロジェクトの目的にもよってきますが、分散型アプリケーション(DApp)を使うためのプラットフォームとしては、モバイルを尊重している点はうれしいですね。ビジネスシーンや日常使いでの実用化を見据えていることが伺えます。
オープンソースであり、モバイル重視であり、プラットフォーマーとなりうるのであれば、今後ますます注目が集まってきそうです。
プラットフォーム系のプロジェクトの価値は、実際に使われるかどうかで決まります。
つまり、ユーザーやプロダクトの有無が大切です。
オープンソースにすることでユーザーを増やそうとしていますが、実際にどれくらい見込めるかは不明。
ただ、プロダクトとしてDAppは盛んに開発が行われています。
公式ページからDAppを確認すると、QTUMベースの次のようなプロジェクトが進行中です。
分散型検索のBITCLAVEなんかはアルファ版が既にリリースされており、個人的に期待しています。telegramの参加者も多く、海外での注目度はそこそこありそうです。
QTUMの将来性
競合しそうなプロジェクトとしては、イーサリアムそのものであったり、中国版イーサリアムともよばれているNEOあたり。
QTUMは「DAppが作りやすく点」「モバイル利用がしやすい点」で、イーサリアムとは差別化が図られているのかなとは思います。
今後もQTUMベースのプロジェクトが増えれば、将来の成長も期待できます。
公式のDAppを時々覗いてみると面白いですよ。
まとめ
ビットコインとイーサリアムの機能をもつ暗号資産QTUMについてまとめました。
- スマートコントラクトをモバイルで実行可能であり普及させやすい。
- QTUMベースのプロジェクトが多数進んでおり、プラットフォーマーになるポテンシャルがある。
- スマートコントラクトやDAppの動向をチェック!
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