国際送金分野で注目を浴びているリップル(XRP)。
XRPの特徴やチャートの動きを簡単に紹介します。
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リップル・XRPとは
すこしややこしいんですが、「リップル」というと「送金システム」のことを指す場合と、「暗号資産(XRP)」を指す場合があります。
文脈として「リップルが値上がりした。」などと使いますので、一般的な会話としてはリップル=暗号資産を示すことが多いです。
この記事では、「送金システム=リップルネットワーク」「暗号資産としてのリップル=XRP」として記載します。
リップルネットワークは即時国際送金システム
リップルネットワークは国際送金が高速で行われるようになるための仕組みです。
例えば、A国からB国へお金を送るときに直接やりとりができない場合、共通の取引相手であるC国を経由する必要があるとします。このやりとりは時間も手数料もかかります。
ここで、A国とB国がリップルネットワークでつながれていれば、A国→リップルネットワーク→B国へとスムーズにお金が移動します。情報伝達のようにスムーズにお金(=価値)が移動するため、「価値のインターネット」などとも呼ばれます。
XRPはリップルネットワーク内のブリッジ通貨
XRPはリップルネットワークの中で使われる暗号資産です。
リップルネットワークを通るとA国の通貨がB国の通貨に変化するわけではありません。
A国とリップルネットワークの間でXRPのやりとりが行われ、リップルネットワークとB国の間でもXRPのやり取りが行われます。
XRPがA国とB国の橋渡しをしていることから、「ブリッジ通貨」「ブリッジコイン」などと呼ばれます。
XRPの特徴
- スケーラビリティ問題を克服している。
- 管理者(Ripple社)が存在する。
- 価値がコントロールされている。
スケーラビリティを克服している
XRPではビットコインとは異なるアルゴリズムが採用されており、ビットコインの弱点であるスケーラビリティ問題が克服されています。
ビットコインはProof of Work(PoW)というアルゴリズムで、取引の承認をゴリゴリとコンピューターで計算して行います。そのため、取引量が増えたり計算難易度が上がると遅延が生じてしまいます。
これをスケーラビリティ問題といって、ビットコインの弱点として知られています。
XRPではProof of Consensus(PoC)というアルゴリズムが採用されています。PoCは特定の信頼できる承認者による投票によって、取引成立の承認が行われます。
PoCによって、取引の時間や計算のためのエネルギーの無駄を大幅に削減しています。
管理者(Ripple社)が存在する
リップルネットワークを提供しているのが、Ripple社です。
ビットコインは管理者のいない非中央集権の暗号資産ですが、XRPはRipple社という管理者が存在します。
価値がコントロールされている
管理者が存在することで、XRPの価値は安定しやすいと言われています。
XRPの発行上限は1000億枚ですが、最初に全て発行されており、送金の中継として使われるたびに消滅していきます。
最初に発行されたXRPの一部はRipple社が保有しており、市場をコントロールしています。
XRPは送金に使われる需要が高まることで価値が上がる可能性があります。
発行枚数が決まっているため、中継として使われる金額規模が大きくなると、中継役となる銀行などが大量のXRPを抱えておくか、XRP自体の価値が上がらなければいけません。
銀行などがXRPを抱えてしまうと、市場の流通量が減って希少価値があがることが考えられますね。
XRPのチャート
ここ3ヶ月くらいは25円を中心にフラフラしています。
ビットコインは200万を突破→暴落→回復と激しい値動きをしていますから、それと比べるとなんとも穏やかなものです。
今後リップルネットワークの普及につれて、じわじわ上がっていくことを期待しています。
XRPの買い方
XRPを取り扱う取引所は、CoincheckとGMOコインがあります。
GMOコインはキャンペーン中で、XRPのスプレッドが0.3円でオススメです。
- GMOコインに登録する。
- 個人情報、本人確認書類をアップロードする。
- ハガキでの本人確認を待つ。
- GMOコインに入金する。
- XRPを購入する。
GMOコインでの暗号資産の買い方は「5分で終わるGMOコインの口座開設!ビットコインを買うまでにすることまとめ」に詳しく書いてあります。
まとめ
リップルとXRPについてまとめました。
- リップルネットワークは即時国際送金システム。
- リップル(XRP)はリップルネットワークでのブリッジ通貨。
- ビットコインとの違いは、「管理者がいること」「送金が早いこと」
- XRPの購入はGMOコインがオススメ。
今後も銀行や大手企業がリップルの採用を発表すれば、まだまだ価値は上昇すると思います。
ビットコインなどの他の暗号資産とはそもそものコンセプトが異なりますが、将来性のある通貨です。
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