2018年1月17日の暴落から数日経ちましたが未だ回復せず、暗号資産が下降トレンドに入ったようにみえます。
これまでは、暴落のときに買っておけばすぐに回復してリターンを生み出していましたが、たった数日間回復しないだけで意気消沈している方も多いようです。
私も落ちるナイフを何回かに分けて掴みに行きましたが、欲張ったFXで失敗したり、なかなか回復しなくてソワソワしています。
このまま何もせずに消耗してもしょうがないので、
『暗号資産の暴落は「買い」なのか?』
ちょっと考えてみました。
Contents
暴落時に買いたくなる心理はバーゲンセールに近い
今回の暴落時に追加投資をした理由はなんですか?
- 高騰していた銘柄が落ちてきてお得に感じた。
- 買うタイミングを逃していたが、適正価格まで落ちてきたと考えた。
ほとんどの方が「お得に感じた」から買っていると思います。
実際、年末の暴落の時には「歳末バーゲンだ!」などと盛り上がっていましたからね。
でもちょっと待ってください、あなたがお得に感じているその価格、1ヶ月半くらい前にも通ってますよ?
これは仕方ないことで、やはり価格上昇時には割高に感じ、高いところから落ちてきた時にはお得に感じてしまいます。
バーゲンセールの購入心理と同じですね。
暴落時の買いの注意点:リスクのとりすぎ
投資の真理は「安く買って高く売ること」ですから、安くなってきた時に買い足すこと自体は悪いことじゃありません。
ただ、実態以上にお得に感じてしまい調子に乗ってしまうのがよろしくない。
それこそ、よくよく考えたら不要なものにバーゲンセールでお金を使いすぎてしまうのと同じです。
- すぐに回復するだろうとタカをくくって、決めていた額以上を投資してしまう。
- 知らず知らずのうちにリスクをとりすぎてしまう。
- セールが終わる前に買わなきゃ!と買い急いでしまう。
心当たりありませんか?わたしはあります。
暴落時と同じ価格が過去にあって、その時に買う資金があったけど「リスクのとりすぎはよくないよね!」と買うのを見送っていたはずなのに、暴落時には魅力的にみえてついつい買ってしまう。
暴落時にも買えちゃうオレカッコイイ!
そんな気すらしてくる始末。
そんならいっそ落ちるナイフ掴みに行くかね。
— 垂水ケイ (@tarumi_kei) 2018年1月11日
漢、キタコレ!#こういう時に決断できるかってのは大事よね実際に
— 個人凍死家テリー (@Frozen_Telly) 2018年1月11日
これは1月11日のちょい暴落のときのツイート。
「掴みに行くかね。」だってさ。恥ずかしい。
完全に冷静さを見失ってますよね。
暴落時に買う前に考えるべきこと
「あー。確かにちょっと調子に乗ってたかもしれんわー」
そう感じたのであれば、次の暴落時にはちょっと考えてみましょう。
- 過去の上昇トレンドで同じ価格だったら買っていたか?
- 暴落の原因が一過性のものか、持続するものか?
- 「暴落だから買う」以外の理由があるか?
- 買うことでリスクのとりすぎにならないか?
過去に100万円だったものが、なんの好材料の追加もなく暴落で100万円になったとします。
「まったく同じものなのに、前回見送ったものを今回買うのか?」
暴落時の素早い判断が求められるなかで、ぱぱっと決めなければいけません。
暴落の原因が一過性なのか持続するものか、コレは判断材料のひとつになります。
取引所のハッキングくらいであれば、一過性のものですね。
持続性のある悪材料としては、今回のような規制関連のニュースです。
フェイクだったり、実は大したことのない規制だったりと、最善の判断をすることは難しいですが、スルーできるのものではありません。
暴落時に買うのであれば、最低限「安いから買う」以外の理由を自分なりに見つけ、リスクをとりすぎることのない範囲での取引が無難です。
無難ってのは悪いことじゃないですよ。
大暴落からの一発退場よりは、無難無難で生き残っている人の方が最終的にリターンをあげることなんてザラにありますからね。
私は暗号資産以外にも投資をすることで、トータルとして生き残ることを目指しています。
2017年11月時点でのポートフォリオですが、投資信託を使って国内外の株式や債券に分散投資しています。
暗号資産の銘柄分散だけでは分散効果が低いと思っているからです。
堅実派ビットコイン投資のポートフォリオを公開!暗号資産比率は控えめにして低リスク運用中それでも買いたくなった時に気を紛らわす方法
落ちるナイフを掴みにいったり、瞬間的な判断をこなしていくのはなかなか疲れます。
私がたどり着いた一つの答えがコチラ。
落ちるナイフ掴むのって思いの外消耗するね。ETF買お。
— 垂水ケイ (@tarumi_kei) 2018年1月23日
ETFとは上場投資信託のことで、株のように買うことのできる投資信託です。
たくさんの銘柄から構成される指数に連動することを目指しているファンドで、これひとつで簡単に分散・長期投資ができます。
暗号資産よりもよっぽど信頼して『ガチホ』できる金融商品です。
「消耗するくらいならETFを買う。」
気が楽なのでオススメです。
まとめ:暗号資産暴落時の買いで注意すべきこと
暗号資産暴落時の「買い」について考えてみました。
- 暴落時はお得感がでるので、冷静さを欠いてリスクを過剰にとりがち。
- 暴落の原因や買うに値するものなのか、買う前に一度考える。
無難な投資でもいいじゃないですか。まずは生き残りましょ。
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