DMM.comが運営する暗号資産取引所「DMM Bitcoin」がスタートしました。
ここでは、DMM Bitcoinの特徴・登録方法・使い方を一挙にまとめて解説します。
Contents
DMM Bitcoinの特徴
- 暗号資産の取り扱いは7種類
- アルトコインのレバレッジ取引が可能。
- ビットコインとイーサリアム以外の現物取引は他の取引所での取引になる。
- 手数料がお得。
- スマホアプリが便利。
大手DMM.comが運営するだけあって、他の取引所にはないメリットがあります。
取扱通貨は7種類
DMM Bitcoinの最大の特徴は、アルトコインを含む14通貨ペアでのレバレッジ取引が可能なところです。
GMOコインはアルトコインのレバレッジ取引をリリースすると発表していましたが、延期になっています。
レバレッジは4倍固定になっており、ロスカットは証拠金維持率が80%を下回った時点でかかります。
レバレッジ取引の取引手数料は無料ですが、スプレッドがどれくらい開くかは取引が実際に始まってみたいとわかりません。
GMOコインのビットコインFXでは、最初は300円でしたがどんどん大きくなっていきました。
サービス開始時にスプレッドが小さければ、有利に取引をすることができます。
アルトコインのレバレッジ取引とは?
アルトコインとはビットコイン以外の暗号資産の総称です。
コインチェックやZaifなどの国内取引所で扱われているアルトコインをメジャーアルト、海外取引所の銘柄をマイナーアルト、時価総額の低いもっとマイナーなコインを草コインなんて呼んだりします。
レバレッジ取引とは、あなたが口座に入れているお金以上の金額の暗号資産を売買することができる仕組みです。
例えば口座に10万円入っていてレバレッジが5倍だと、50万円分の暗号資産を売買できます。
イーサリアムを1ETH=10万円のときに5ETH買って、1ETH=12万円で売ると差額の2万円x5=10万円が利益になります。
レバレッジ取引では、あなたが暗号資産を持っていなくても「売りポジション」から入ることができます。
1ETH=10万円の時に5ETHの売りポジションをもち、1ETH=8万円に値下がったところでポジションを決済すると、差額の2万円x5=10万円が利益になります。
うまく当たれば大きなリターンを得ることができますが、反対に資産を大きく減らすことにもつながります。
私はビットコインのレバレッジ取引で早々に失敗しています。よかったら失敗談を読んでみてください。「ビットコインFXで大失敗!初心者にはオススメしない3つの理由」
アルトコインを現物で買いたい場合は他の取引所を使う
DMM Bitcoinではビットコインとイーサリアム以外の通貨はレバレッジ取引のみで現物買いをすることができません。
「レバレッジ取引は怖いけどアルトコインを買ってみたい!」
あなたがこう考えるのであれば、他の取引所を使って購入する必要があります。
コインチェックでは、DMM Bitcoinで現物で買えないアルトコインをすべて買うことができます。
豊富なアルトコインを取り揃えているのでオススメです。
入出金可能な暗号資産はBTCとETHのみ
DMM Bitcoinでは、ビットコイン・イーサリアムの3種類のみが入出金可能です。
BCHやXRPなどの対応していないアルトコインは他の取引所に送ることができません。
レバレッジ取引で買ったアルトコインをそのまま他の取引所に送ることはできないということですね。
手数料は無料が基本
取引関係
- 現物取引手数料:無料
- レバレッジ取引手数料:無料
- スワップ:日歩0.04%相当の日本円をロールオーバー時に減算
振込関係
- 振込入金手数料:無料(銀行手数料はユーザー負担)
- クイック入金手数料:無料
- 出金手数料:無料
現時点では不明ですが、DMM Bitcoinに住信SBIネット銀行の取扱があれば、住信SBIネット銀行を使うことで銀行手数料も無料にすることができます。取扱がなくても、月に何回かは無料送金枠があるのでオススメです。
詳しくは「ビットコインを始めるなら手数料が安い住信SBIネット銀行がオススメ!」をごらんください。
暗号資産送金
- 暗号資産入庫手数料:無料(マイナーへの手数料はユーザー負担)
- 暗号資産出庫手数料:無料(マイナーへの手数料はユーザー負担)
DMM Bitcoinで入出庫できる暗号資産はビットコインとイーサリアムに限られています。
DMM Bitcoinへの手数料は無料ですが、マイナーへの手数料はユーザー負担になっています。
今の所、ビットコインよりもイーサリアムの手数料のほうが安いですから、他の取引所に送る時にはイーサリアムを使うことをオススメします。
DMM Bitcoinのスプレッド
売値と買値の差をスプレッドといいます。これが取引所の収益源で、実質的な手数料でもあります。
DMM Bitcoinのスプレッドをまとめました。
現物取引のスプレッド
- BTC/JPY : 25,000円
- ETH/JPY : 6,500円
- ETH/BTC : 0.003600BTC
レバレッジ取引のスプレッド
- BTC/JPY : 25,000円
- ETH/JPY : 6,500円
- XEM/JPY : 15円
- XRP/JPY : 15円
- LTC/JPY : 2,000円
- ETC/JPY : 500円
- BCH/JPY : 20,000円
- ETH/BTC : 0.00360000BTC
- XEM/BTC : 0.00000820BTC
- XRP/BTC : 0.00000820BTC
- LTC/BTC : 0.00110000BTC
- ETC/BTC : 0.00028000BTC
- BCH/BTC : 0.01100000BTC
- ETC/ETH : 0.00320ETH
期待していたほど安くなくてちょっとがっかりです。
アルトコインのレバレッジ取引のスプレッドが高いため、短期トレードでは利益が出しにくくなっています。
中期トレードや押し目買いが必要ですね。
取引はスマホアプリからできる
アプリはiOS、Androidの両方に対応予定とのこと。
写真の右側は現物注文の画面だと思いますが、売値と買値が同時に表示されていてスプレッドが一目でわかるのはユーザーフレンドリーな仕様です。
スマホならではの機能として、レートアラートや経済指標アラートのポップアップも搭載予定とのこと。
ウィジェットについては不明ですが、対応してくれているとありがたいですね。
アプリでできる注文方法
- ストリーミング
- 指値・逆指値
- OCD
- IFD(レバレッジ取引のみ)
- IFO(レバレッジ取引のみ)
- 一括決済
- クイック決済
口座開設の流れ
- メールアドレスの登録でマイページ開設
- 個人情報の入力、本人確認書類の提出
- ハガキによる本人確認を待ち、記載されているコードを入力
基本的には他の取引所と口座開設の流れは変わりません。
マイページの開設
DMM Bitcoinにアクセス
DMM Bitcoinにアクセスすると、ローラがお出迎えしてくれます。
画面右上の「口座開設」のボタンから登録を進めます。
メールアドレスを入力して「私はロボットではありません」の右のチェックボックスをクリックし「送信する」のボタンをクリック。
登録したメールアドレスにDMM Bitcoinからメールが届くので、承認します。
8~20文字のパスワードを登録します。
あなたの大切な資産を守るため、できるだけ複雑にしてください。
パスワードジェネレータを使うと強固なパスワードを生成できます。
忘れないようにメモを残し、安全な場所に保管するようにしてください。
ここまでで仮登録は完了です。
個人情報の入力・身分証明書のアップロード
マイページから本登録
マイページにログインするとこちらの画面にすすみます。
画面左上の「こちらから本登録をおこなってください」のリンクをクリック。
登録画面では次の内容を登録します。
- 住所、氏名、電話番号などの個人情報の入力。
- 投資経験の回答。
- 身分証明書のアップロード。
ここまでで、本登録はいったん完了です。
実際に取引をするためには、DMM Bitcoinから後日送られてくる郵便物に記載されているコードを入力します。
しばらく待ちましょう。
本人確認ハガキに記載のコードを入力
本登録後、個人情報などが審査され承認されると郵便物が送られてきます。
郵便物に記載の認証コードを入力すれば、一連の登録は完了です。
他の取引所をみていると、郵便物が届くまでに時間がかかっています。
DMM Bitcoinも込み合うことが予想されるため、早めの登録をおすすめします。
まとめ
DMM.comが運営するDMM Bitcoinが2018年1月11日から受付スタートしました。
- アルトコインのレバレッジ取引が可能
- 取引手数料や入出金手数料が無料
レバレッジ取引はリスクが大きいですが、ハマれば大きなリターンを上げることができます。
ただ、アルトコインのレバレッジ取引はビットコインのレバレッジ取引よりも流動性やスプレッドが悪いことが懸念されます。
最近は全体的に見ればビットコインもアルトコインも同じような値動きをしています。特定通貨の好材料・悪材料が出た時の波に乗る以外は、ビットコインでトレードしたほうが手数料負けしにくくなる可能性はあります。
いずれにしても、他社にはない特徴なので口座開設をして一度遊んでみたいと思います。
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