イーサリアムはビットコインに次いで時価総額第2位の暗号資産です。
「スマートコントラクト」というビットコインにはない特徴を持っており、投資対象に選んでいる人も多いです。
ここでは、イーサリアムの特徴やスマートコントラクトについて紹介します。
イーサリアムの概要
- 名称:Ethereum(イーサリアム)
- 単位:ETH
- 発行上限枚数:未定
- アルゴリズム:Proof of Stake
- 公式:ethereum.org
- twitter:@ethereumproject
イーサリアムの現在の価格
イーサリアムの特徴
- 分散型アプリケーションプラットフォーム
- スマートコントラクト
- Proof of Stake(PoS)
分散型アプリケーションプラットフォーム
イーサリアムは暗号資産の名称として普及していますが、もともとはアプリケーションをつくるプラットフォームの名称です。(最近は慣例的に通貨もプラットフォームもイーサリアムと呼ぶようになっています。)
イーサリアムのネットワーク上では、ブロックチェーンを利用して履歴を記録したり、後に説明するスマートコントラクトを実行することができます。誰でもこれらを利用したアプリケーションをつくれるのがイーサリアムの特徴です。
ビットコインは「決済システム」としてつくられていますから、根本的なコンセプトがビットコインとは異なるわけです。
スマートコントラクトとは
イーサリアムのいちばんの特徴は「スマートコントラクト」を採用していることです。
ビットコインでは取引の記録をブロックチェーン上に保存していきますが、イーサリアムでは取引の記録に加えて契約の記録も保存されていきます。
スマートコントラクトでは「〇〇したら、××する」というプログラムがあらかじめ決められており、条件を満たしたら契約が履行されるわけです。
契約自体の不正・改ざんも契約履行の不正・改ざんもできないことから、様々な分野で注目されている技術です。
Proof of Stake(PoS)
ビットコインやモネロでは、Proof of Work(PoW)が採用されていますが、PoWはブロックチェーンに取引を記録していくための承認を、計算がいちばん早い人に任せるというアルゴリズムです。
そのため、いかに早く計算するかを追求してハイスペックなパソコンでゴリゴリ計算しています。ハイスペックなパソコンにかなりの負荷をかけるため、電気の無駄遣いになっています。
また、特定の計算の早い集団が多くの承認をしており、「非中央集権」をかかげていたのにもかかわらず、中央集権化してしまっていることが問題になっています。
イーサリアムではProof of Stake(PoS)という承認アルゴリズムが採用されています。
PoSは保有している使っていないコインの数量で承認者が決められます。
電気の無駄遣いもありませんし、中央集権化もおきにくいというメリットがあります。
まとめ
イーサリアムの特徴についてまとめました。
- イーサリアムは、ブロックチェーンやスマートコントラクトを活用したアプリケーションをつくるプラットフォームで使われる暗号資産。
- スマートコントラクトは契約履行の不正・改ざんができないため、各分野で注目を浴びている技術。
- Proof of Stakeは電気代の無駄遣いがなく、中央集権化が起きにくい承認アルゴリズム。
ビットコインに次いでメジャーな通貨だけあって、国内取引所のほとんどで取り扱いがあります。
簡単に買いたいのであれば、コインチェックやGMOコインがオススメです。
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