暗号資産投資をはじめてみて、激しい価格変動に消耗している方も多いはず。
一日中チャートが気になって仕方ないのであれば、危険信号です。
ここでは、そんな暗号資産投資に消耗しているあなたに向けて、もっとマイルドな投資である「インデックス投資」を紹介します。
私も資産運用のメインはインデックス投資です。ほとんどほったらかしで、暗号資産投資の100倍は気楽ですよ。
Contents
インデックス投資とは?特定の指数に連動して運用されるファンド
TOPIX、日経平均株価、ダウ平均株価という株価指数を聞いたことはありますか?
こういった何かしらの指数に連動するように運用されているファンドをインデックスファンドといいます。
指数には株式以外に、債券、金、不動産などがあり、投資先地域には日本、先進国、新興国があります。
これらそれぞれの指数に連動するインデックスファンドを組み合わせてポートフォリオを構築して運用するのがインデックス投資です。
インデックス投資ブロガー「水瀬ケイイチ」氏の著書「お金は寝かせて増やしなさい」はインデックス投資を理解するためにとても役立ちます。
レビュー記事も書いているのでよかったら読んでみてください。
『お金は寝かせて増やしなさい』インデックス投資のオススメ本をあえて暗号資産ブログで紹介する実は暗号資産クラスタのブロガーもやっている
暗号資産投資ばかりが目立っていますが、暗号資産クラスタのブロガーも実はインデックス投資をやっていたりします。
毎月、給与の数%を米インデックスに積み立ててる。
— 盛れ土 (@ripple_chan) 2017年11月29日
イケハヤ氏も、暗号資産以外にインデックス投資をしていることを公言していますね。
暗号資産に全振りの人もいないわけではありませんが、相当強靱なメンタルを持っていない限りはオススメできません。
インデックス投資が消耗しにくい理由
インデックス投資をしていて一番感じるメリットは「消耗しにくいこと」です。暗号資産投資の比にならないくらい気楽なもんです。
気楽な理由を私なりに考えてみました。
- 株式100%にしたとしても、価格変動は暗号資産よりもはるかにマイルド。
- 株式や債券を組み合わせることで、ポートフォリオ全体のリスク(値動き)をコントロールしやすい。
- 特定の会社に投資するわけではなく、指数を構成する数百〜数千の会社に分散投資するため、個別のニュースが気にならない。
- 長期投資を前提にしているため、多少の価格変動は気にならない。
インデックス投資と暗号資産投資の違い

インデックス | 仮想通貨 | |
---|---|---|
配当 | あり | なし |
手数料 | 安い | 高い |
価格変動 | 比較的小さい | 大きい |
税金 | 分離課税 | 総合課税 |
税制優遇措置 | あり | なし |
一発当てる | 向いていない | 可能性はある |
投資期間 | 長期向け | 短期向け |
インデックス投資は配当がありますから、長期的にみれば配当金収入によってインデックスファンド自体が値下がりしてきたときの下支えになってくれます。
インデックス投資は手数料もはるかに安く、購入手数料は0%〜ですし、保有コストも0.02%程度〜です。暗号資産ではスプレッドやら諸々の手数料で5%~10%とられることもありますから、違いは大きいですね。
一番大きな違いは、税金です。
2017年になって金融庁がタックスアンサーを出しましたが、暗号資産の収益は総合課税になるため住民税+所得税で最大55%の税金がかかります。
対するインデックス投資は分離課税なので一律20.315%です。しかも、NISAやiDeCoといった税制優遇措置制度もあります。これらの制度を使えば収益が非課税になりますから、メリットが大きいです。
ただし、インデックス投資は暗号資産のような激しい価格変動がありませんから、一発当てるのには向いていません。長期投資を前提にコツコツ資産を増やしていくような運用スタイルになります。
インデックス投資をはじめるならつみたてNISA
つみたてNISAとは:税制優遇で国民の資産形成をサポートする政策
インデックス投資に興味がわいてチャレンジしてみたいのであれば、税制優遇措置の「つみたてNISA」の活用をオススメします。
つみたてNISAのポイントをざっくり説明します。
- つみたてNISAは運用益や分配金が非課税になり、手元に残るお金が増えるうれしい制度。
- 最大40万円・非課税期間が20年の枠を、毎年1枠ずつ20年間作っていくことができる制度。
- 少ない金額から金融庁の条件をクリアしたファンドに積立で投資できる制度。
つみたてNISAのはじめ方
暗号資産に比べると、つみたてNISAをはじめるまでには手間がかかります。
- 証券会社(できればネット証券がよい)に口座を開設する。
- つみたてNISAで積み立てる銘柄と金額を決める。
- つみたてNISAの設定をする。
つみたてNISAについてもう少し詳しく知りたい方は「つみたてNISAのはじめ方!3つのポイント×4STEPで学ぼう」を読んでみてください。
まとめ:暗号資産に消耗したならインデックス投資がオススメ
「暗号資産は消耗する…」あなたがそう感じるのであれば、インデックス投資も一つの選択肢になると思います。
- インデックス投資は消耗しにくい投資方法。
- 暗号資産ブロガーも意外とやっていて、バランスをとっているのかも。
- つみたてNISAやiDeCoといった税制優遇措置の活用がオススメ。
私はビットコインのブログを運営していますが、資産運用のメインはインデックス投資です。
暗号資産の比率を上げていってしまうと、とてもじゃないですがメンタルが保てないと思います。
インデックス投資と暗号資産の比率はポートフォリオを公開していますので、「堅実派ビットコイン投資のポートフォリオを公開!暗号資産比率は控えめにして低リスク運用中」を参考にしてみてください。
インデックス投資に興味を持ったら読みたい本
インデックス投資のオススメ本です。
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