位置情報利用型のゲーム「ステーションメモリーズ」で知られる、モバイルファクトリーがブロックチェーン関連会社「ビットファクトリー」を設立しました。
これに合わせて、dAppsブラウザの「Quragé(クラゲ)」がリリースされたので、簡単に解説します。
Contents
モバイルファクトリーの暗号資産関連事業の展開
- ブロックチェーン利用のアプリ(DApps)が使える「Quragé(クラゲ)」
- DAppsメディア「Quragé Magazine」
- DApps開発サポートツールキット「UNIQYS Kit」
モバファクは、上記3つの事業展開を考えており、まずはDAppsブラウザの「Quragé」がリリースされました。
DAppsブラウザQuragé(クラゲ)とは?
DAppsブラウザとは、ブロックチェーン利用型のアプリケーション(DApps)を動かすために必要なアプリで、ブラウザの機能と暗号資産を保管するウォレットの機能をもっています。
DApps上でブロックチェーン利用手数料(gas代)を支払ったり、ブロックチェーンに保管されるアイテムを売買するために使用します。
他のDAppsブラウザとしては「Trust」「CIPHER」「Toshi」などがあります。感覚的に使っている人が多いのは「Trust」ですね。
暗号資産をお持ちなら、実際に使っていただけるのがわかりやすいと思います。Trustの使い方は「【初心者向け】TRUSTウォレットの使い方|ブロックチェーンゲームがスマホでできるアプリ」をごらんください。
DAppsメディア「Quragé Magazine」
アクセルマークやGameWith、アルテマなどもDAppsメディアを始めています。
残念ながら、モバファクのDAppsメディアは現時点ではこれらに見劣りしてしまいます。7月28日の時点で、記事が2本しかありませんしね。
DApps開発サポートツール「UNIQYS Kit」
モバファクのプラットフォームを「UNIQYS(ユニキス)」といい、そのプラットフォーム上のアプリケーション開発のためのサポートツールが「UNIQYS Kit」です。
開発者向けプレビュー版がGithubにて公開されているようです。
モバイルファクトリーの株価
本件についてリリースされた7月25日のタイミングで高騰しました。
ブロックチェーンでないゲームアプリの実績があるモバイルファクトリーだからこそ、ブロックチェーン事業参入へのプロダクトローンチは、市場の良い反応を得られたんでしょう。
モバイルファクトリーのロードマップ
QuragéのiOS版が2018年秋、UNIQYS Kitの正式版が2019予定です。
最近はApple StoreのdAppsに対する厳しさが増してきていますから、予定通りリリースできるかはちょっと不安。
まとめ
日本国内でブロックチェーンゲーム関連の事業への参入を示す企業が増えてきています。
モバイルファクトリーのようなDAppsブラウザやプラットフォーム系から単純にブロックチェーンゲームを作る企業までさまざまです。
国内企業の動向をまとめてみたい方は「ブロックチェーンゲーム関連銘柄|国内企業の動向まとめ」をご覧ください。
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