コインチェック銘柄の中で、リップル(XRP)と間違えられると噂のオーガー。
リップルとは全く関係ない上に、性質もかなり特徴的な暗号資産です。
ここでは、オーガーの特徴や将来性について紹介します。
オーガー(REP)の前に知っておきたいブックメーカーの話
ブックメーカーとは現実世界のどんなことでも賭け事の対象にしてしまう賭け屋です。
サッカーの試合でどちらが勝つとか、大統領選は誰が勝つとか、有名人の子供が男の子か女の子かなどなど、本当になんでも賭けの対象にしています。
「評判」が集まる方のオッズ(配当)が低くなり、当たると報酬がもらえます。
現状は胴元が取り仕切っており、高い手数料や不正が発生するリスクがあります。
オーガーはこのブックメーカーとしての役割をブロックチェーンの技術を使って成立させようとしています。
「未来予測」というワードがオーガーの説明でよくでてきますが、ブロックチェーンの技術とかAIとかビッグデータとかを使って未来の出来事を予測するようなものではなく、要するにギャンブルです。
オーガーの特徴
出典:Augur: a Decentralized, Open-Source Platform for Prediction Markets
オーガーの意味は「占い師」で通貨単位のREPは「評判(REPutation)」からきています。未来予測に関係する暗号資産らしいですね。
オーガーの特徴をカッコよくいうと、
「分散型未来予測市場のプラットフォーム」。
胴元が取り仕切るような中央集権的なギャンブルではなく、イーサリアムと同じスマートコントラクトを利用します。
スマートコントラクトについては「イーサリアムとはスマートコントラクトが可能な暗号資産!特徴や仕組みを解説」にまとめてあります。
スマートコントラクトは、ブロックチェーン上で契約・契約の履行が自動的に行われる仕組みです。これを利用することで、次のようなことが実現できます。
- 誰でも賭け事をつくり、参加できる。
- 自動でオッズ(配当)が算出される。
- 結果をレポーターが分散的に判断して配当をだす。
プラットフォームには「レポーター」よばれる、事実を確認・認定する役割を持っている人たちがいます。レポーターが正しい事実を確認すると、報酬としてREPがもらえ、間違った事実を認定するとREPを失う仕組みになっています。
間違っていることを正しいとする『不正』が起こりにくいような仕組みになっています。
暗号資産ではオーガーに限った話ではなく、「中央集権 vs ブロックチェーンを利用した分散」の構図になっていることを覚えておくと、暗号資産の特徴を理解しやすいと思います。
オーガーの仕様
- 名称:Augur(オーガー)
- 単位:REP
- 発行上限枚数:1100万枚(全て発行済み)
- 公式:augur.net
- twitter:@AugurProject
オーガーの現在の価格
オーガーの将来性について
ギャンブルとしての将来
日本ではブックメーカーのような賭け事は法律で禁止されています。
オーガーのプラットフォームは分散型で日本向けというわけではありませんが、判断によっては規制が入る可能性もあります。
同一視するのはあまりよくないですが、海外にあるオンラインカジノで遊んでいた日本人が逮捕されるような事例も過去にはあります。(海外にあっても日本人向けになっていた点がマズかった。)
参考オンラインカジノは違法と決まったのか!?日本初の逮捕者が出たスマトラプレイヤーの結果から読み取る。
保険としての将来
保険はある種、ギャンブルとしてみなすことができます。
そのため、オーガーのプラットフォームの保険への展開が注目されています。
保険の契約をスマートコントラクトで行い、死亡・病気などを確認するためのレポーターをお医者さんに設定するわけです。
ただし個人的な考えとしては、ギャンブルとしての印象の強いオーガーがそのまま保険に使われるとは思っていません。
オーガーの仕組みには期待していますが、オーガーそのものがどうなるかは謎です。
そうはいっても、「保険への適応検討開始」なんてなったら超好材料として値上がりはすると思います。
まとめ
暗号資産オーガーの特徴や仕組みについて紹介しました。
- オーガーはブックメーカーをブロックチェーン上で実現する分散型未来予測プラットフォーム。
- 誰でも賭け事をつくり・参加できるようになる。
- 投資をするなら規制についてはウォッチが必要。
オーガーはコインチェックから簡単に買うことができます。
登録がまだのかたは、こちらからどうぞ。
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