ビットコインで低リスクな長期投資はできるのか?

株式や債券を使った長期投資の認知度は多少上がってきました。

あなたは「長期投資」と聞くとどんな投資をイメージしますか?

「コツコツ」とか「低リスク」とか、どちらかといえば華やかさに欠けるワードを連想すると思います。

その対極にいるともいえるのが、仮想通貨投資です。

値動きの幅はかなり激しいですし、まったくもって「低リスク」と呼ぶことのできない投資先です。

そんなビットコインで長期投資をすることはできないんでしょうか。

この記事では、

  • ビットコインで長期投資をすることはできるのか。
  • 長期投資にするためにはどうしたらいいのか。

このあたりについて、私の考え方と実践方法をまとめます。

つみたてNISAに学ぶ長期投資のコツ

2018年からはつみたてNISAがはじまります。これは、運用益や配当金に対する税金を非課税にする制度で、長期投資による国民の資産形成を目的に設計された制度です。

長期投資のコツを学ぶにはもってこいかと。

つみたてNISAのポイントはコチラ。

  • 積立投資で機械的に投資をする。
  • 分散して投資する。
  • 投資先の商品は低コストのファンドのみ。

それぞれのポイントを簡単に説明します。

積立投資のポイント

積立投資では、定時・定額のルールに基づいて自動的に投資信託を買い付けていきます。

これによって、次のようなメリットが得られます。

  • 高値掴みになりにくい。
  • 安い時にたくさん買い付けできる。
  • 相場の変動が気になりにくい。
  • 投資金額の予定を立てやすい。

デメリットとしては、右肩下がりの相場では一括投資に成績が劣ることになりますが、豊富な投資資金がなければあまり気にしなくていいデメリットです。

分散投資のポイント

ありきたりな表現をすれば、「卵はひとつのカゴに盛るな」というやつです。

カゴを落とした時(相場が下落した時)に、分散しておけばダメージが少なくなるという投資の格言です。

分散投資のメリットは、

  • 個別銘柄の影響を受けにくくなる。
  • 個別銘柄の価格変動をあまり気にしなくなる。
  • 一部の相場が悪くても、他が補ってくれることがある。

もちろんデメリットもあります。

  • ドンピシャな集中投資にリターンが劣る。
  • リーマンショックのような分散もクソもなくなる状況はある。

低コストのポイント

投資において、コストは確実にリターンを蝕みます。長期的にみて資産が大きくなればなるほどコストの影響も大きくなります。

つみたてNISAでは金融庁がコストによる足切りを入れているのは、高コストファンドによる資産形成の阻害を排除するためです。

仮想通貨から投資に入ると、コストに無頓着になりがちですが、ETFや投資信託では「買付・売却手数料なし」「保有コスト0.0X%〜0.X%」といった低コストで運用することができます。

ビットコイン投資は長期投資に向いているのか

つみたてNISAのポイントをまとめたところで、ビットコイン投資との比較をしてみましょう。

積立投資はできる?

Zaif(ザイフ)を使えば、仮想通貨の積立投資をすることができます。

ただし、手数料が高い。

自分の決めた定時・定額積立のルールを遵守する鋼のメンタルがあれば、手数料の安い手動で積立をすることもできますが、数年単位で考えるとなかなかハードルは高いと思います。

現状では、多少高い手数料を支払ってでも自動積立をする方がメリットをうける方の方が多いとおもいます。

分散投資はできる?

仮想通貨にはたくさんの銘柄があります。

「様々な仮想通貨を少しずつ持っていけば分散になる!」

もしもあなたが、このように誤解していたなら要注意です。

言い方悪いですが、ゴミ通貨はどれだけ集まってもゴミ通貨です。

適当にたくさん銘柄を持っていたところで分散の意味はありません。

「時価総額の多い、将来有望な仮想通貨に分散する!」

先ほどのケースよりはマシかもしれませんが、それでも「仮想通貨」というジャンルから抜け出すことができない以上、十分な分散にはならないというのが私の考え方です。

仮想通貨だけで分散投資をするのには無理があります。

株式・債券・不動産・金などの王道資産クラスの味付けとして仮想通貨を添える。

これくらいが、仮想通貨を使った分散投資の落としどころだと思います。

低コストな運用はできる?

ビットコイン投資は、売買のスプレッドもかかりますし、なによりも売却時の税金の引かれ方が株式・債券と比べて圧倒的に不利です。低コストな運用は難しく、圧倒的な運用益で税金を賄うような力技の投資になります。

しかし、それはあくまで今の税制でのハナシ。

ビットコインは保有している間は税金もかかりませんし、スプレッドとして引かれる手数料も確定しません。

将来的にビットコインが普及することで、スプレッドが今よりもはるかに小さくなったり、税制が見直されて分離課税で確定申告できるようになる可能性は十分にあると思っています。

今は低コストな運用はできませんが、持ち続けていれば不可能ではありません。

ビットコインを長期投資するためにできること

つみたてNISAとの違いから、ビットコイン単独では長期投資に堪えられない気がしてきましたね。

単独でダメなら、つみたてNISAとくっつけてしまえばいいんです。

もちろん、つみたてNISAでなくて従来のNISAでも分散・積立・低コストを意識すればOKです。なんならNISAでなくて特定口座でやっても。

ポイントは、単独では長期投資に向いていないビットコインを、長期投資に向いている分散・積立・低コストを意識した投資信託やETFのポートフォリオに組み込むことです。

例えば、「株式60%、債券30%、仮想通貨10%」といったポートフォリオ。

これまでは、仮想通貨の10%には「サテライト」として金(ゴールド)やリート(不動産)が入っていましたが、それと同じようなテンションで仮想通貨を組み込むイメージです。

株式や債券といった王道資産クラスと合わせて考えることで、こんなメリットがあります。

  • 分散投資を実現できる。(分散投資をベースとしているので当たり前ではありますが。)
  • 積立はZaifですれば大丈夫ですね。
  • 全体としてみれば、仮想通貨のコストが希釈される。

これならビットコインを使った長期投資ができる気がしてきませんか?

つみたてNISAとかについてよく知らない方は、姉妹サイトの方で「つみたてNISAのはじめ方!3つのポイント×4STEPで学ぼう」という特集記事にまとめてありますので、よかったら読んでみてください。

 

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