国産ブロックチェーンゲームとしてベータ版リリースを控えたクリプトスペルズ(クリスペ)。
前回のプレセールから開発体制・ゲームシステムを整えて戻ってきました!
これまで明らかになっていなかったゲームシステムやエコシステムが少しずつ公表されてきたので、ベータ版リリース前の段階での情報やツイッターでの評判をまとめました。
Contents
クリプトスペルズ(クリスペ)とは?
ブロックチェーントレーディングカードゲーム
クリスペはブロックチェーンの技術が使われた、ブロックチェーントレーディングカードゲーム(TCG)です。
ブロックチェーンが使われていると、どんないいことがあるかというと、こんな感じ。
- カードの所有権はプレーヤーにあり、実在するカードのように自由に売買できる。
- 発行上限を最初に決めることができ、全く同じカードを後から刷ることはできないので、希少性が担保される。(同じ能力を持った別のカードや、上位互換・下位互換を運営が作ることは可能。これはブロックチェーンの問題ではなく、運営の問題。)
特に実在するカードのように自由に売買できるというのはゲームとしてはまる要素になっていて、自分のお気に入りのカードを使った強デッキを組めば、そのカードの価値が上がり、高値で売却することができたり、コツコツ集めたカードをコツコツ売却してお小遣い稼ぎをすることなんかもできたりします。
ゲームのルールとしてはハースやシャドバに近い
クリスペのカードは、5つの文明と中立カードが存在しており、各文明のリーダー+中立カードでデッキを構築します。
カードを見ても、マナコスト・アタック・ヘルス(HP)の3要素+カードの能力が記載されており、ハースストーンやシャドウバースをプレイしていた方には馴染みのあるルールになっています。
ゲームの詳細ルールはベータ版がリリースされたら別途まとめます。
クリスペは怪しい?
炎上のかんたんなおさらい
前回はゲーム自体が完成していない中でカードの販売をスタートさせたこと、他カードゲームのロゴや画像をHPに掲載していたことなどの理由から炎上しました。
プレセールでは、ビットコインやイーサリアムでの販売がされていましたが、販売を中止とし、全額返金となった経緯があります。
クリスペ自体が怪しいか怪しくないかはさておき、未熟か未熟でないかで言えば、完全に未熟でしたね。
運営者は小澤さん。マイクリのソースコードやアドバイスもある
▼運営している会社・人ははっきりしていますので、その点では怪しくはないです。
クリスペ運営者:小澤 孝太(@kotaozawa)
元サイバーエージェント。CryptoGames株式会社を興した人です。クリスペの怪しさを少しでも払拭するために、顔出ししています。
炎上後はゲームの持続性のために資金調達や他のTCGとの提携もしています。ブロックチェーンゲームで成功しているマイクリプトヒーローズとも密に連絡を取りながら、いいところをうまく取り入れているようです。
#マイクリ の一部システムを #クリスペ に提供しております😉 https://t.co/la1cI7amOc
— たまやん😉 (@mch_tamaya) 2019年4月5日
マイクリ自体も、ブロックチェーンゲーム業界の発展のためにソースコードの公開などを行っています。マイクリの運営元は、上場企業のDLEから出資を受けているdouble japan.tokyoです。
マイクリは、怪しいところにはソースコードの公開などはしないと言っているので、クリスペの信頼性は合格ラインを超えているってことですね。
事業としてクリスペが成功するかどうかは、今後のブロックチェーンゲーム市場次第とも言えるので、ゲームサービスがどこまで続くかはわかりません。ただ、現状で揃っている情報としてはそれほど怪しむ必要はないかなと。
クリスペのエコシステム
エコシステムとは、ゲーム内でカードや通貨、プレーヤーのアクションがどのように循環するかのゲーム設計のようなものです。
取引所
プレーヤーは暗号資産イーサリアム(ETH)を使って、ゲーム内通貨SPLを購入します。
1ETH=10,000SPLの固定レートとなっています。
取引所に売却可能なカードを売却することで、SPLを獲得することもできます。
ショップ:カードの入手方法①
ショップは公式が運営するお店です。SPLを使ってカードを購入することができます。
マイクリでは、月額課金にゲーム内通貨が使われているので、今後クリスペにも似たような制度が実装される可能性はあります。
フリーバトルと採掘(マイニング):カードの入手方法②
フリーバトルをプレイすると、条件に応じてマイニングチケットを入手することができます。
これを使うことで、カードを入手することができるようになっています。
ただのカード引換券というわけではなく、「価値の高いカード」をデッキに組み込んでフリーバトルを行ったり、フリーバトルで連勝することでレアリティーの高いカードの排出率が上昇する場合があります。
エコシステムではカードの価値が重要
クリスペはTCGですから、やはり良いカードが価値をもちます。
しかし、「良い」の定義は様々です。
- デッキに組み込むと強い、将来強くなるかもしれない。
- 発行枚数が少なく希少。
- イラストがいい。
- バトル時のポイントを入手しやすい。
もちろん強いカードに価値がつきやすいのは言うまでもありませんが、こういった多様性がカードの価値としてプレーヤー同士で取引されていくと、エコシステムに深みが増してきます。
実際にプレイしてみないとなかなかわかりませんが、ここにエコシステムゲームの面白さがあります。
個人的には、「エコシステムの深さ・広さ=ロールプレイの深さ・広さ・面白さ」だと思っています。
例えば、ざっと次のようなプレイングが考えられます。
- バトルで勝つためにデッキの構築やプレイングを追求するデュエリストタイプ
- カードをアセット(資産)として考えて、将来的に価値のつきそうなカードを仕入れておき売却する商人タイプ
- 札束パワーでカードを集め、それをデュエリストにレンタルしたりチームを作ったりする投資家・オーナータイプ
- コツコツプレイしてカードをマイニングし、売却する労働者タイプ
クリスペはTCGですが、プレイヤーとしての関わり方は様々です。この多様性が面白いんです。
まとめ:クリスペのベータ版は4月11日から!プレイしてみよう!
クリスペはブロックチェーンの技術を利用したTCGです。独自のエコシステムをもち、それによってプレーヤーはゲームに様々な関わり方をすることができます。
4月11日からはベータ版がスタートし、その後セール・正式サービス開始と続いていきます。
公式サイトでは事前登録をすることができます。ぜひ登録してみてくださいね!
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