GMOコインでのビットコインFXは、スマホアプリの使いやすさから人気が出ています。あなたが暗号資産ブログを読んでいるのであれば、一度は目にしたことがあるかと思います。
「 FXは危険なものだ!初心者が手を出すべきじゃない!」
こんな風にただ言うだけなら簡単ですが、実際にやってみないとわからないことがあると思い、ビットコインFX初心者の私がトライしてみました。
結果は3日で10万円負け。
負けたからというわけではありませんが、手放しには初心者にオススメできないことを再認識しました。
無難なビットコインの始め方は「ビットコイン投資はなぜ怖い?その理由と対策をまとめてみた」に書いてあります。「FXなんてリスク高すぎぃ」って方は読んでみてください。
わたしの失敗経験を踏まえて「1万円から始めるビットコインFX」というコンテンツを作りました。FXにチャレンジしたい方は読んでみてください。
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Contents
ビットコインFXで10万円損した体験談①
トレード環境
トレード環境や入金額は次のようになっています。
- 使用取引所:GMOコイン
- 使用アプリ:ビットレ君
- 口座入金額:40万円
- レバレッジ:15倍
- トレードスタイル:適当
- 暗号資産FXの経験:なし
当時はGMOコインの使い勝手が良かったので、利用していましたが「bitbank trade」や「DMM Bitcoin」などのBTC FX取扱業社も出てきました。
GMOコインを選んだ理由
- 当時はスプレッドが300円~で安かった。
- スマホアプリが使いやすいと評判。
- 入出金手数料が無料なので、FXで遊んだ後の出金が気楽。
FXで一番怖いのは、レバレッジをかけすぎて自己資金以上の支払いが発生することです。これを追加証拠金(追証)といいます。GMOコインでは追証がないので、最悪失敗しても自己資金である40万円の損失で収まります。
追記:追証「なし」から「あり」に変わりました。注意してください。
さらに追記:追証なしのBTC FXの取引所ができました!FXにチャレンジするなら「bitbank trade」がいいですよ。
ただし、システムエラーなどでロスカット(自動決済)がかからなかった場合、追証が発生するかもしれません。急落とシステムエラーはセットになりがちであることは肝に銘じておく必要があります。
実際に2017年11月13日の22時頃からシステムエラーで大きな損失を出している人もいます。
システムエラーで決済できず、復旧したらこの損失で泣きそう…
2枚ショートだったはずが7枚になってるしマイナスえげつないしもうやだ…… pic.twitter.com/G9XkFNckOr
— ふうか·ᴥ·暗号資産な女子大生 (@huuka_u_u) 2017年11月13日
>>追証のないBTC FXなら「bitbank Trade」
損するまでの経緯
最初は本当に調子が良かったんです。
ビットコインは上げ相場だろうということで、ロングで入りました。所定の価格になったら損切・利確をするように設定をして放置。これを何度か繰り返して、4.2万円のプラス。
その後、86万を突き抜けたら一気に90万まで吹き上がるだろうと楽観視してたところ、一気に反転して65万まで突き抜けました。
下がっている途中にはショートで入りましたが、往復ビンタをくらい、まんまとマイナス10万円を達成です。
今だからわかる損した理由
初心者が陥りがちな典型的な失敗パターンだったと思います。
- ビギナーズラックに踊らされて、リスクを取りすぎた。
- 急落はあるとわかっていても慌ててしまい、不要なポジションを取ってしまった。
- 負けた分を取り返そうと、さらに不要なポジションを取ってしまった。
ビットコインFXは数分、数時間で1万円やら2万円やらのお金が簡単に増減します。最初に勝ってしまったがために、お金の魔力にまんまとやられてしまいました。
勝ったお金はなぜか大事に思えてしまい、急落時にちゃんと損切りができなかったり、不要なポジションを取ったが故に損失を拡大させてしまいました。
この時点で正常なメンタルではないですよね。
さらには、負けた分を取り戻そうと枚数を増やして取引し、損失を拡大させてしまうセンスのなさ。
リスク許容度は金額×スピードで考える
私はビットコイン以外に投資信託やETFで分散投資をしています。保有資産が積み上がり、1日に10万円くらいの変動はありますが、慣れているので心が乱されることはありません。
「10万円はリスク許容度の範囲内」
こう考えていたにもかかわらず、ビットコインFXの価格変動には耐えられませんでした。
原因は、価格変動のスピードがあまりに早すぎたから。
投資をする上で大切なのは、価格変動(リスク)をどこまで許容できるか考え、その範囲内でやることです。さすがにビットコインFXは投機ですから、まったく同じように考えることはできませんが、リスク許容度は「金額」だけでなく「変動スピード」も考慮する必要があると実感しました。
詳しくは「暗号資産投資のリスク許容度は価格の振れ幅と速さで考えよう」にまとめてあります。リスク許容度の考え方は相場で生き残るために大切だと思っています。
ビットコインFXで10万円損した体験談②
失敗は繰り返す。
ビットコインFXで失敗してから数ヶ月が経ち、現物でのトレードに慣れてきました。
2018年1月17日の暴落の日に、「暴落は買い!」だと欲を出して現物ではなくビットコインFXに再度手を出してしまうことに。
結果は想定していた価格よりも遥か下まで刺さり、あえなくロスカット。
130万円くらいで戻すだろうという気楽な考えのもと、指値をいくつか入れていたんですが、「ささったら儲け物!」くらいで入れていた指値を余裕でつきやぶり、ロスカットをくらいました。
「ロスカット=退場」
こんなイメージがあるかもしれませんが、私はまだ現物取引を続けることができています。
- ビットコインFXに使ったのは暗号資産投資のごく一部のお金。
- 暗号資産投資以外の投資もやっていて全体としてのビットコインFXの影響はわずか。
このあたりが生き残っている理由です。
レバレッジ取引は人によって向き不向きがあります。私は向いていなさそうです。
向いてないなーと感じる人は無理にチャレンジすることはありませんし、やるとしても失敗を割り切れる金額でやりましょう。
ムキになって取り戻そうとすると傷口を広げることにもなりかねませんからね。
(今回に限って言えば、ロスカットの直後に追加入金して再トライしていれば成功していましたが、そんなの結果論です。)
初心者にはオススメしない理由
ツイッターやブログを見ているとビットコインFXで勝っている人はたくさんいますが、当然ながら勝っている人ばかりではありません。
生存者のバイアスがかかっていて、うまくいった人ほど目立ちやすくなっている状態です。
「勝っている人がたくさんいるから、勝ちやすい相場なんだ!」
なんて思っていませんか?さすがに大丈夫ですよね。
私の経験を振り返りながら、オススメしない理由をまとめます。
理由①:価格変動が大きくてリスク許容度を見積もれない
ただでさえ価格変動の大きいビットコインにレバレッジをかけるため、価格変動はさらに大きくなります。
「これくらいの金額なら許容できるかな」
と考えていても、一瞬でお金が減っていくと心が乱されます。
「金額」「スピード」の両方でリスク許容度を考えたことがないのであれば、ビットコインFXはオススメできません。
私と同じようになる可能性が高いと思います。
理由②:相場が気になって仕方なくなる
勝っても負けてもですが、この価格変動の大きさには退屈しません。
ポジションを持っていれば、その変動は当然気になります。
持っていなくても、エントリーチャンスがあるんじゃないのかと気になります。
すると、なんどもなんども相場を確認してしまい、相場が気になって仕方なくなってしまいます。
ビットコインFXは、普通のFXや株式取引と違って土日の休みがありませんから、心が休まるヒマがなくなってしまいます。
自制心に自信がないのであれば、手を出さないほうが安全です。
理由③:トレードルールがない・守れない
あなたにはビットコインFXのルールはありますか?
トレードする枚数や損切りするポイントを決めていないと、大きな損失をだしてしまう可能性があります。
また、ルールを守ることも大切です。
トレードがうまくいかないときでも確実にルールを守ることができるかどうかは、トレードの成否にかかわります。
ただし、ルールを守ったからといって成功するわけではないことは心に留めておかなければいけませんね。
でも、やっぱり一発当たる夢はあるよね
他人の失敗談を見て「怖そうだからやめよう・・」と止められる人は以外と少ないです。
わかります。
垂水ケイ
そこで、いくつか触った中でオススメできるBTC FXの業者を紹介しておきます。
どうせやるなら、せめてこのあたりから選んでもらえればと思います。いきなり海外取引所で100倍とかは絶対やめといたほうがいい。
- サクッと2分で開設!追証なし:bitbank trade
- 1000円キャッシュバック:DMM Bitcoin
また、リスクを抑えたいならアービトラージをするってのも手です。
アービトラージについては「ビットコインのアービトラージは本当に低リスク?メリット・デメリット・やり方を解説」に詳細をまとめました。
まとめ
ビットコインFXに失敗した体験談をもとに、初心者にはオススメしない理由をまとめました。
- 価格変動が大きくて、リスク許容度を超えがち。
- 相場が気になって仕方なくなり、スマホばかり見てしまう。
- トレードルールがなく、失敗しやすい。
こんな初心者がいるのであれば、適性があるかもしれませんね。
自信のある方は一発チャレンジしてみるのアリですね!
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