基本料無料+ガチャのスタイルのゲームが主流になってからずいぶん経ちますが、それでもまだガチャの確率操作関連の話題をチラホラ聞きます。
ガチャの確率はプレーヤーサイドから見えないため、運営が不正に確率を変えていてもわからないためです。
今回紹介する7chainはブロックチェーンの技術を使ってこの問題に取り組みます。
7chainとは?
- ガチャの設定と実際を見える化
- 乱数生成(RNG)プラットフォーム
- ガチャ排出の設定と実際をチェック
- EOSベースだから処理が高速
- ブロックチェーンゲームでなくても適応可能
ガチャの見える化プラットフォーム
7chainを簡単に説明すると、ガチャの設定と実際の排出を見える化するプラットフォームです。
見える化されたデータの信ぴょう性を担保するためにブロックチェーンを利用しています。
ガチャの仕組みのイメージは、プログラム上である一定の確率となるようにランダムな数字が出力され、その数字に応じてアイテムが貰えるというもの。
このランダムに出力される数字の確率は、これまでのゲームでは基本的には運営のみぞ知る数字でした。(ゲームのデータ解析などをすれば話は別ですが…)
一方、ブロックチェーンは取引の記録がオープンになっていて誰でも見ることができます。7chainが目をつけたのはココですね。
「これまで不明瞭だったガチャによる取引をブロックチェーンを使って透明性のある取引にする」
これが7chainの特徴です。
ブロックチェーンに詳しい人なら、トランザクションを見たり集計したりすれば、実際どれくらいの確率でアイテムが排出されているのかは確認できます。
でも、ほとんどの人は無理。そこで7chainが実際の排出率やその推移を見れるようにプラットフォーム化してくれたわけです。
7chainはEOSベース
7chainは10連ガチャとか100連ガチャとかの高速・大量処理に対応するためEOSベースで構築されています。ETHで100連ガチャの乱数生成とか、gas代とトランザクションの詰まりでかなり不自由しますからね。
イーサオンラインをプレイした猛者達は、既に体験されている通りです。
垂水ケイ
従来のゲームにも適応可能
7chainのイイトコロは、あくまでバックエンドの技術であること。
ガチャの乱数生成に7chainを利用しているだけなので、私たちプレーヤーはEOSを使ってアセットを買う必要がありませんし、ガチャもEOS上に保管される必要がありません。従来のゲームにも適応可能ってことです。
7chainのMVPを見てみよう
MVP(最小機能のプロダクト)の動いている様子がyoutubeに上がっています。内容を抜粋して紹介しますね。
100連ガチャをやっている様子。7chainが使われていると、実際に排出された確率と公式が公開している確率を比較することができます。
確率なので、まったく同じになるわけじゃありませんが、大きなズレがあるかどうかを確認できます。これはプレーヤーからするとかなり安心感ありますよね。
排出率の変動もチェックすることができます。最初だけレアが出るようにして、あとは排出率を下げる、みたいなインチキはソッコーでバレるわけですね。
まとめ
ガチャの不正をなくすためのプラットフォーム「7chain」について紹介しました。
ガチャという一点に特化していて、コンセプトが明確な、いいプロジェクトです。EOSの使われ方としてもいいですね。
個人的にはガチャだけでなく、MMOのアイテムドロップとかにも導入して欲しいかも。モンハンとかやってて、「まったく欲しい素材でねぇー!!!」とかありません?
今後に期待のプロジェクトです!
▼7chainの公式情報はコチラ(日本語対応)
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