ビットペットやクリプトキティーといった、ブロックチェーンの技術が使われたゲームがにわかに話題になってきています。
これからブロックチェーンの技術が普及してくれば、既存のゲームメーカーがどんどん参入してくると思います。
そこでこの記事では、ブロックチェーンゲーマーの私が、ブロックチェーンゲームの関連銘柄をまとめました。
正直、日本は規制などもあってブロックチェーンゲームでは出遅れると思っていますので、中国・米国の企業もまとめて紹介します。
株式の銘柄ではなく、ゲームのジャンルや種類が知りたい方は「ブロックチェーン・暗号資産ゲームのジャンル別ランキング」を参考にしてみてください。
Contents
日本のブロックチェーンゲーム関連銘柄
日本企業の最新動向はこちらの記事でまとめています。一部重複していますが、日本株での関連銘柄を詳しく知りたい方はどうぞ。
LINE
言わずと知れたLINE。暗号資産関連事業への参入を公表しています。
ラインウォレットも明らかにトークンエコノミーを意識しており、ゲームへのトークン実装は容易に想像がつきます。
事業計画としてFintechにも注目していますから、ブロックチェーンゲーム関連銘柄としては外せません。
LINEの1年チャート
暗号資産のピークが過ぎ去るとともに、昨年中頃の水準にまで戻ってきています。
買いごろ感ある。
モバイルファクトリー
スマホ向けのゲームを作っている会社です。位置情報を活用したゲームに強い印象。
トランザクションフィーを節約できそうなので、ブロックチェーンゲームと位置情報ゲームは、相性がいいと思っています。
▼レキシコネクト
▼ステーションメモリーズ
モバイルファクトリーの1年チャート
1月にブロックチェーン技術を使ったゲームを開発するとプレスリリースがあり急騰。その後、暗号資産の暴落とともに落ちて、ようやく戻ってきたところ。
参考モバイルファクトリー、ゲームにブロックチェーン技術(日本経済新聞 2018/1/18)
日本エンタープライズ
コンシューマー向けには、スマホのライトなゲームアプリを作っています。
たぶん事業のメインはB to Bなので、ゲーム銘柄ってのとはちょっと違うかも。
ブロックチェーン技術を活用した電力取引とか、高齢者の見守りサービスとかの実証試験に取り組んでいます。
日本エンタープライズの1年チャート
日本エンタープライズのスゴイところは、ブロックチェーン関連のプレスリリースが出ても無風なところ。理由は知りません。
開発がうまくいっても株価には反映されないかもしれません。もしくはすでに価格に織り込まれているとか。
米国のブロックチェーンゲーム関連銘柄
IBM
IBHはブロックチェーンのプラットフォームを提供しています。
ビットペットではIBMのHyper Ledgerが使われているとのこと。
IBMの1年チャート
ちょうどいい感じに落ちてきています。
配当利回りも4%を超えていていい感じ。
Intel
「インテル入ってる」で知っている方も多いハズ。
こちらもHyper Ledger関連です。
Intelの1年チャート
2017年中頃から急騰しています。まだ高値水準。
アクティビジョン・ブリザード(ATVI)
ディアブロシリーズとかコールオブデューティーシリーズのゲーム会社です。
イーサクラフトはディアブロと通じるところもあるので、ブロックチェーンゲームに参入しやすいと思っています。
スマホ向けのゲーム制作会社「キング・デジタル・エンターテイメント」を買収していて、スマホゲーへの意識も向いています。
ATVIの1年チャート
配当利回りは0.5%とかなり低め。株価の値上がり狙いの銘柄です。
「コールオブデューティーにトークンが実装!」とかなることを期待しちゃいますね。
テイクツー・インタラクティブ(TTWO)
グランド・セフト・オートがメジャータイトル。レッドデッドリデンプションなども有名です。
ゲーム中で物を売買したり、クエストで報酬をもらったりとトークンエコノミーと相性がよさげ。
グラセフとレッドデッドリデンプションを共通のトークンでやりとりするなんてことも考えられますよね。
TTWOの1年チャート
メジャータイトルのトークン実装による価格急騰を狙うなら、TTWOとATVIあたりを押さえておけばいいかなと。
中国のブロックチェーンゲーム関連銘柄
テンセント
中国最大級のゲーム会社です。外部企業向けのブロックチェーン開発プラットフォーム「TrustSQL」を公開しています。
WeChatというラインのようなアプリでは現金やゴールドを送る機能をもっており、ブロックチェーンとの相性抜群です。
ゲーム銘柄っていうよりかは、ブロックチェーン銘柄かも。幅広いです。
テンセントの1年チャート
この1年で順調に株価が上昇しています。ちょうど今、押し目のように見えますね。
NetEase
NetEaseはNASDAQ構成銘柄です。
オランダのゲーム調査会社Newzooによれば、Net Easeは世界のゲーム会社収益トップ20に入っているとのこと。ちなみに、テンセントも入ってます。
Net EaseはLucky Catというブロックチェーンベースのサービスを提供しています。
最近では「星球基地(Planet)」というブロックチェーンシェアリングプラットフォームをリリースしています。
参考Planet, Force, and Black Diamonds; NetEase tests gamified blockchain platform
NetEaseとテンセントは中国のブロックチェーンゲーム銘柄の大本命。
NetEaseの1年チャート
この1年ではあまり大きな成長はみられません。こちらも押し目かな。
Baidu(百度)
中国の検索エンジン大手企業です。Baiduも独自のブロックチェーンである「Blockchain as a service(BaaS)」をリリースしています。
これに乗っけて、「Leci Gou(レッツゴー)」というクリプトキティーズのハイパーパクリゲームもリリースしてます。一応、犬らしいよ。
▼Leci Gou
▼クリプトキティーズ
Baiduの1年チャート
この1年で順調に株価が上がってきています。これもちょうど押し目っぽい。
まとめ
日本・米国・中国のブロックチェーンゲーム関連の銘柄をまとめました。
比較してみると分かりますが、米国はプラットフォームを抑えていて、中国はプラットフォームをつくりつつ開発をゴリゴリ進めています。
どうしても「一方で日本は?」って印象が残ります。
法規制などの難しい部分はありますが、せっかくゲームに強い会社も文化もあるんですから頑張って欲しいですね。
日本のおすすめ銘柄とか頑張ってる企業とかあれば教えてください。
今回紹介した海外の銘柄は、楽天証券などの外国株式取引口座で買うことができます。まずは口座開設をしてみてはいかがでしょう。
コメントを残す