暗号資産界隈にはpumpグループという、いわゆる仕手みたいなことをするグループがわりとまぁいます。
彼らは買い煽りをしてイナゴを呼び寄せて価格をつり上げ、十分上がったところで売り抜けることで利益を上げています。
売り抜けられなかったイナゴが朽ち果てるわけです。
ここでは、まんまと買い煽りに乗った挙句、身動きが取れなくなってしまったハナシをします。
「ざまぁ!」と思って読んでもらうもヨシ、「気をつけよ…」と思って読んでもらうもヨシの記事です。
でも、できたら、気をつけてくださいな。
PACコインがツイッターで話題に!
これまで、イナゴ銘柄的なものには投資をしないようにしていたんですが、2017年末あたりに、
「イナゴ銘柄に素直に投資するのが儲かる相場じゃね?」
などと考えて、ツイッターで話題になっていたPACコインを買ってみることにしました。
このコイン、凄いんですよ。
私が知らなかっただけかもしれませんが、ツイッターで話題になっている事以外に買材料がないんです。
ホワイトペーパー(暗号資産の目論見書的なもの)もプロダクトもない状態でした。
「話題性があれば買う価値はある!だってバブルだから!球根にだって値がついたんだから!」
と若干錯乱気味に、冷静な金額を投資してみました。
スーパージャンピングキャッチ!
私が買ったのは、ちょうど1satoshiになったときです。(satoshiとはビットコインの最小単位で、0.00000001BTC=1Satoshi)
「キリのいいとこ超えたし、上がるやろ!」
ツイッター界隈でもわたしの頭の中界隈でもPACコインでもちきりです。
その後どうなったか…
嵌め込みコインと名高いPAC。しっかりハマってますよ! pic.twitter.com/M2ddsTCnIT
— 垂水ケイ (@tarumi_kei) 2018年1月14日
取引所のメンテナンスが重なるなどの外的要因があったことは確かなんですが、一気に下落しました。
メジャーリーガーもビックリのスーパージャンピングキャッチが出ました。ファインプレー!
売るに売れない状態
「こりゃあかんやつだわ」
そう思って売ろうとしたんですが、気づいたら買い手がいなくなっていました。
『No buy orders』
当然といえば当然です。
1satoshiよりも低い価格になっているのに、取引は1satoshiからしかできないんです。誰も買うはずがない。(1satoshi以下はDOGEという別のコインを使って取引できますが、この時はDOGE建マーケットが停止していました。)
売りたい!ケド売れない!
完全に身動き取れなくなりました。
開発は進んでいる?
コミニュティなどを除いていると開発とかマーケは進んでいるみたいなので、
「どうせ売れないなら持っておくか」
今はこんな状態です。
開発の進捗が気になる人はディスコードを覗いてみてください。
以外にも賑わっています。
ただ、わたしが仮に大金を投じた上で嵌め込まれていたら、開発やマーケの進捗を積極的にアウトプットして買い手をつくる努力をすると思います。
PACコインが好きで応援しているのかもしれませんが、嵌め抜けのための応援という可能性もありますからね。容易に信じちゃいけません。
イナゴ投資は難しい
暗号資産はイナゴ銘柄が既に多すぎて紹介しきれませんが、イナゴ投資にも適性があります。
少なくとも私にはセンスがなさそう。
- 初動に乗り遅れても「まだ上がるんじゃね?」と参入した。
- インフルエンサーとかの話題性だけで買った。
- 流動性の怖さを甘く見ていた。
客観的に振り返ってみましたが、成功する気配が皆無ですね。
まとめ
イナゴ投資をして、まんまと失敗してしまったハナシをまとめました。
- 初動を逃した銘柄にイナゴをすると失敗する。
- 流動性を甘く見ると売りたくても売れなくなる悲しい状況になりうる。
- イナゴ投資って想像以上に難しい。
少額投資じゃなかったらマジできつい状況になっていました。
同じようなことにならないよう、投資判断は慎重にどうぞ。
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