2018年7月18日に、メタップスの子会社がICOプラットフォーム「Metalist」を発表しました。
今後ICOの規制は強まっていきそうですから「なぜ、今?」ってのが率直な感想です。
この記事では、Metalistについて現在わかっていることと、暗号資産の実需としてすでに動き始めているブロックチェーンゲームへの影響について考えをまとめます。
Metalistとは?
Metalistとは、メタップスの100%子会社である「メタップス・クリプト・ゲートウェイ」が発表した、ICOプラットフォーム事業です。
▼メタップスの株価
Metalistでは何をするの?
ホワイトペーパー作成から、税務アドバイザー紹介、上場サポートなど、ICOでお金を集めるための一連の流れをサポートしてくれるのがMetalistです。
日本でICOできるの?
メタップスは、連結子会社であるMetaps Plusが韓国でICOを実施し、暗号資産取引所事業への参入も目指しています。
日本や米国のICO規制は進んでいきそうな風向きですが、韓国では依然としてICOが盛んです。最近も、暗号資産を産業として認めるとニュースが流れました。
参考韓国政府がブロックチェーン(暗号資産含む)を公式産業として法的に認める
日本では法的な問題を完全にクリアして、いわゆるICOをするのは、非常にハードルが高いです。Metalistのようなサービスは一定の需要こそあれど、実現は難しいかもしれません。
やはり、ターゲットは韓国やシンガポールなのでは?と考えてしまいますね。
ブロックチェーンゲームへの影響は?
ブロックチェーンの技術を使ったアプリケーション(dApps)のひとつとして、ブロックチェーンゲームが挙げられます。
詳しくは「ブロックチェーンゲームとは?初心者から一気に駆け上がるための解説」をごらんください。
日本国内では、アソビモが国内の法的な問題をクリアしてICOを実施しており、Metalistのようにブロックチェーンゲームのリリースをサポートする「アジアブロックチェーンゲーム協会」の設立を発表しています。
Metalistがブロックチェーンゲームのリリースもサポートしてくれうようになってくれば、国内のゲームデベロッパーがブロックチェーンゲームをリリースしやすくなるかもしません。
悪いICOは駆逐されてしかるべきですが、Metalistのようなサービスのおかげで良質なプロジェクトが芽を出してくれるのは歓迎です。
Metalistの最新情報は公式にて
公式サイトでは事前登録を実施しており、Metalistに関する最新情報をメールで知ることができます。
動向が気になる方は、登録してみてはいかがでしょうか。
メタップス以外にも、ブロックチェーン関連の事業に進出する企業が増えてきています。今回注目したブロックチェーンゲーム関連の国内動向が気になる方は、「ブロックチェーンゲーム関連銘柄|国内企業の動向まとめ」をご覧ください。
コメントを残す