2018年から投資の税制優遇措置である、つみたてNISAがはじまります。
「つみたてNISAをキッカケに投資をはじめたい!」
そう思ってみても、はじめての投資はわからないことだらけで不安だと思います。かといって勉強ばかりして実践できなければ意味がありません。
そこで、程よく知識を得ながらつみたてNISAをはじめるまでの流れを4つのステップに区切って説明したいと思います。
ボリューミィになり過ぎても大変ですから、それぞれのステップでポイントを3つに絞ってあります。
Contents
つみたてNISAをざっくり知る【STEP1】
まずはつみたてNISAがどんな制度なのか把握しておきましょう。
制度を細部まで理解しようとすると大変なので、まずはざっくりで大丈夫です。
ポイントは次の3つです。
- つみたてNISAは運用益や分配金が非課税になり、手元に残るお金が増えるうれしい制度。
- 最大40万円・非課税期間が20年の枠を、毎年1枠ずつ20年間作っていくことができる制度。
- 少ない金額から金融庁の条件をクリアしたファンドに積立で投資できる制度。
銘柄選びの前に理解しておくといいこと【STEP2】
投資をやるのであれば儲けをだしたいですよね。そりゃそうだ。
「どの銘柄に投資すれば儲かるの?」
これは投資をはじめるときに誰しもが考えることです。
つみたてNISAでは金融庁によって銘柄が絞られていますが、それでもこの気持ちは消えないでしょう。
でも、銘柄選びの前に理解しておきたいことがあります。それがこのSTEP2です。主に心構えの話ですが、長期投資をやりきるためにはとても大切なことだと思っています。
STEP2のポイントは次の3つです。
- つみたてNISAは手段であって目的ではない
- 暴落はいつかやってくる
- 投資の成功は20年間市場からドロップアウトしないこと
つみたてNISAの銘柄選び【STEP3】
心構えができたところでいよいよ銘柄選びです。つみたてNISAは金融庁によって初心者をカモにするような地雷ファンドはほとんど取り除かれています。
そのため、よほど偏った選び方をしなければ、ほどほどの成績になります。ちなみに、ここで言う「ほどほど」というのは、「そこそこのプラス」という意味ではなく「投資をやっている人全体の中でそこそこ」というニュアンスです。
地雷ファンドが取り除かれた中であっても、銘柄数としては100近くあり、はじめて投資をする人からするとハードルがあります。
そこで手間がなく気楽なのは、単一銘柄への投資です。
「分散投資を推奨しているはずなのに単一銘柄ってどゆこと!?」
と感じるかもしれませんが、既に分散投資をしている投資信託を1本つみたてるということです。
将来的にオーソドックスに各資産クラスを組み合わせるパターンと合わせて、次の3つを紹介しておきます。
- 全世界の株式を一本釣り
- 株式と債券のバランス
- まずは先進国株式。あとあと追加するパターン
つみたてNISAの口座を開設する証券会社の選び方【STEP4】
最後のステップではつみたてNISA口座をどこに開設するか考えます。
ここでは、ネット証券からは「楽天証券」「SBI証券」の2社とバリエーションを持たせるために「セゾン投信」の合計3社を紹介します。
それぞれの特徴をざっくりまとめると、次のようになります。
- 楽天証券は楽天ポイントを使って投資できる。
- SBI証券はつみたての設定が充実。
- セゾン投信は「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」「資産形成の達人」に投資できる。
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