最近の米国株の好調を受けてでしょうか、拝見していたブログの中にはインデックスをやめて個別株に行ったり、S&P500至上主義になったりしていく方をちらほら見かけます。
それぞれの考えあってのことなので、それをどうこう言うつもりは全くありません。むしろ、投資スタンスを変えるに至った理由まで書かれているので、参考になります。
かくいう私も、特に意識をして米国に寄せていったわけではありませんが、海外ETFをちまちま購入し、先進国インデックスファンドにプラスして米国に投資しています。
今回は「分散」を重要視しているインデックス投資家が、米国という単一の国に魅力を感じる理由を考えてみたいと思います。
やはり市場が大きい
2016年8月の時点で、米国の時価総額割合は52.7%になります。
※ 世界各国のPER・PBR・時価総額 (毎月更新)(my INDEX):https://myindex.jp/global_per.php
これだけ大きいと、世界に与える影響も強力です。「米国=世界の半分が好調!」となったらインパクトは大きく、投資をするモチベーションに繋がるというのも頷けます。
当然といえば当然ですが、米国の市場規模はこれだけ大きいので先進国インデックスファンドも半分近くは米国が投資先になります。
私は約40%が先進国クラスとして積み立てており、追加で購入しているETFを含めると、資産に占める米国の割合は全体の20〜25%程度です。
アセットアロケーションを「国内」「先進国」「新興国」と分けてざっくり分けていると忘れがちかもしれませんね。
世界の実情と自分の資産配分を比較すると、100%とまではいかないもののもう少し割合を引き上げてもよさそうな気もします。
ただ、資産配分が世界経済に沿っているかどうかとリターンの良し悪しは別問題ですから、あくまでイメージとか腹落ちがいいとかの話です。
分散するよりもリターンがいい
米国へ移っていくブログを拝見すると、全世界に分散した場合や横ばいな日本株との比較がでてきます。
切り取る期間によっては簡単に入れ替わるので注意が必要ですが、これを見ると確かにリターンがいいです。
リターンの最大化をを目指さないのは愚だ!とも言わんばかりの勢いです。
あぁ分散するなんてなんて愚かだったんだろう、日本に投資するなんてなんて間抜けだったんだろう…
とはなりませんが、言いたいことはよくわかる。投資をしている以上、リターンがよいものはやはり魅力的に見えます。
配当の魅力はあるよね
長期投資で配当を再投資していく手法は王道だと思いますし、少なくともこれまではそれが実現可能であった投資家を重要視する文化が米国にはあります。
一部高配当株はあるとはいえ日本には根付いていない文化なので、「隣の芝」じゃないですが投資したくなりますね。
インデックスをただ積み立てるのが退屈
おまけ的な話。
これは米国株の魅力に限った話ではないですが、やはりインデックスを積み立てていくだけでは退屈です。
インデックスでブログをやっていると、売買記録は面白みに欠けてしまいます。
「ブログネタを提供するために」というのは穿った見方かもしれませんが、インデックス以外を買いたくなる気持ちはわかります。
また、ドルコスト法で積み立てているとタイミングを考えることもなくなります。
タイミングを考えなくてよくするためにドルコスト法をとっていたり、まとまった資金がなくて結果としてドルコスト法になっているパターンもあるでしょうが、タイミングを測る面白みは欠けてしまいますね。
投資が楽しくなってきた人にとって、「退屈」というのはインデックスを淡々と積み立てるひとつの障害かと思います。
私もブログをやって投資が楽しくなってきていなかったら、海外ETFまでは手を出してなかったかもしれません。
おわりに
米国株に魅力はあれど、まとまった資金がなくて手数料負けしちゃうので、米国個別株にはしばらく手を出す余裕はないです。
マネックスのNISA口座があれば手数料のキャッシュバックとかあったんですけどね。
SBIでは海外ETFの購入手数料が無料なので、魅力に取り込まれたらもっと積極的にETFあたりで運用してみたいと思います。
余談ですが、米国株のブログはなかなか読んでて面白いので、インデックス投資家の方も是非。
コメントを残す