米国ETFを購入できるネット証券会社は、「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」の3社が有名です。
米国の株式やETFを購入するためには、ドルが必要になってきます。ここで、日本円でドルを買い付けるわけですが、各社為替手数料が発生します。
現状の手数料は、各社横並びで1米ドルあたり25銭なんですが、SBI証券だけは住信SBIネット銀行を使うことで手数料を4銭にまで節約することができます。
ホームページが見にくいことで定評のあるSBIなので、手数料4銭でドルを買い付けるまでの流れがわかりにくいです。
そこでこの記事では、ドルの買い付けに加えて米国ETF購入までの一連の流れを、画像付きで解説します。
この方法が使えるのは、SBI証券と住信SBIネット銀行の両方に口座を持っていることが条件です。
これから米国のETFや個別株での投資を考えていて口座を持っていないのであれば、この機会に口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。
米国ETF購入までは3ステップ
流れがわかりにくいとは言っても、ホームページのアクセス性が悪いだけで、STEPとしては次の3つです。
慣れてしまえば、5分〜10分もかからず米国株・ETFの購入までできます。
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- 住信SBIネット銀行で日本円をドルに変える。
- 『即時入金サービス』を使って、ドルをSBI証券に移す。
- SBI証券の外国口座で米国株・ETFを購入する。
それでは、くわしく解説していきます。
住信SBIネット銀行でドルを買う
TOPページから外貨普通預金へ
まずは住信SBIネット銀行でドルを購入します。
住信SBIネット銀行の日本円代表口座からドルを買うことになるため、代表口座に残高がない場合は入金しておきましょう。
上図に示したように、「外貨・FX・純金積立」のメニューを選びます。
外貨普通預金を選択
為替手数料の値下げが、ドーンと紹介されています。73%ダウンという数字にはなかなかインパクトがありますね。
「外貨普通預金」をクリックすると、次のような図が出てきます。
ドルの買い付け①
米ドル/円の「買付」ボタンをクリックして、ドルの買付にすすみます。
このタイミングではレートは決定しないので、何も考えずにクリックして問題ありません。
ドルの買い付け②
画面を進めていくと、上図がでてきます。注文方法と注文金額を入力します。
指値で注文してもいいのですが、それだといつドルを買うことができるかわからないので、わたしはリアルタイム派です。
金額注文は計算が楽な「円で指定」をオススメします。
ドルの買い付け③
次の画面に進むと、いきなりカウントダウンが始まります。わたしも最初は焦りました。
残り時間がなくなる前に、「確定」ボタンを押せば、ドルの買い付け完了です。残り時間がなくなったら「更新」をクリックしてください。
ここまでで、住信SBI銀行での操作はおしまいです。
ハイブリッド口座にドルを移す
ここからはSBI証券での操作になります。
トップページから外貨入金へ
ページ上部の「入出金・振替」をクリックすると、上図のページが表示されます。
左メニューの「外貨入金」をクリックしてください。
即時振り込みサービス
『即時振込サービス』の振込指示画面が出てくるので、購入資金にしたいだけの金額を入力します。
画面を進めていけば、SBI証券で先ほど買ったドルを使うことができるようになります。
次はいよいよ米国株・ETFの買い付けです。
外国株式口座で購入する
外国株式口座を日頃使っていないと、そもそもどこからアクセスしたらいいのかわからないくらい地味ですね。
外国株式口座へ移動
画面右に上のようなメニューがあります。外国株式口座が開設されていれば、「取引」ボタンをクリックすることで、外国株式の取引ページへ移ります。
外国株式口座の取引ページ
外国株式口座ページ上部メニューの「取引」をクリックすると、上のような注文画面がでてきます。
どの銘柄を購入するのか、「ティッカー」に入力します。今回は、実際に取引したVTI(米国株式へ投資するETF)を入力します。
このままでは、株価も全くわからないので、「株価表示」をクリックします。
株価を見ながら購入する
時間外なので、株価の現在値は表示されていませんが、上のような画面が表示されます。
買付余力と株価をみながら、買いたい株数を入力します。
注文方法は「指値」と「成行」の2種類があります。成行は比較的最近導入されたばかりです。
これまでは、期間を指定して指値を入れておくか、確実に刺さるであろう指値を入力していましたが、成行が導入されたので指値の設定は無視して購入することができます。
指値を入れ出すと、株価が気になってしょうがなくなるので、成行でさっさと買ってしまうのが自分の性格に合っています。
預かり区分は、基本的には「特定預り」で大丈夫です。「NISA預り」では”購入”手数料が無料になります。
取引パスワードを入力して、画面を進めれば購入完了です。
今回はVTIを例に出しましたが、他にもオススメのETFはたくさんあります。
参考初心者のための米国ETFオススメ銘柄10本!これだけ知っていれば投資できる!
まとめ
米国ETFが購入可能な「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」を比べると、SBI証券だけが住信SBIネット銀行経由で為替手数料を4銭にまで抑えることができます。他社は25銭なので差は大きいですね。
SBI証券は為替手数料を安くできますし、取引手数料も3社の中ではマネックスと同じで最安です。
「取引ページのアクセスが悪い」というデメリットはありますが、手数料だけで比べるとSBI証券が有利ですから、わたしは米国ETFはSBI証券で購入しています。
米国株・ETF投資をするのであれば、覚えておいて損のない技です。ぜひチャレンジしてみてください。
それでも「米国ETFってなんか難しそう。」と感じるなら、投資信託経由で米国に投資をするとハードルが一段下がります。
もっと楽をしたいのであれば、コストはかかりますがウェルスナビで全て自動でお任せするという方法もあります。
ウェルスナビのメリット・デメリットを把握した上で自分に合った選択ができるといいですよね。
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