著者は、ダイヤモンド・オンラインで「40代から備えたい 老後のお金クライシス」を連載している深田晶恵 氏です。
最近話題の下流老人系の本かなーと思って目次をパラパラみたところ、教育費や確定拠出年金についても書いてあるようだったので気になって購入しました。
良書として紹介したいと思います。
夫婦で取り組むマネープラン
内容としては、若者向けというよりは40〜50代が老後に備えるためにどうすべきかについて幅広いテーマで書かれています。
本書のポイントは、夫婦としてなにをすべきかが書かれている点です。
夫婦単位で見た年金制度や共働きをするうえでの扶養の壁について、わかりやすくまとまっています。貯金するために必要なコミュニケーションについても言及されていくます。
巻末には、「この本が、定年後に備えるマネープランにご夫婦で取り組むきっかけとなってくれることを心から願っています。」とあることからも、「個人」でなく「夫婦」を意識して書かれている事が伺えます。
20〜30代にもオススメ
保険や教育費についても書かれており、40〜50代に関わらず、これから子育てしていく世代にも役立つ情報が多いです。
私が欲しいと思っていた情報が一通りまとまっていました。
むしろ準備は早い方がいいですし、保険に関してはあらかじめ知識を持っておけば無駄に入ることもなくなりますから、20〜30代こそ読む価値があるかもしれません。
投資について
投資関連では、インデックスファンドが紹介されています。ラインナップの中には、たわらノーロードも入っており、情報がアップデートされていました。
投資スタイルとしては、「つまみ食い投資」としており、慣れるまでは少しずつやっていきましょうというものです。
私は毎月積立の他に、興味を持ったファンドを勉強がてら買うことがあるので、つまみ食いみたいなもんですね。
おわりに
総合的に学べるマネー本としては、出口さんの「働く君に伝えたい『お金』の教養」も良書です。
こちらは、夫婦目線という点でまた違った良さがあります。
老後はまだ先ですが、夫婦で教養を高めていきたいと思います。
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