このブログは、前身となるlivedoorから数えると2016年1月から運営しており190記事に到達しました。
まもなく200記事というキリのよい数字を前にして、記事の一部を削除することにしました。これによってサイト全体の評価が上がり、検索流入増加が期待できるためです。
記事の大幅削除には、記事内のリンク消失や削除記事の判断基準をどうするかといった問題が発生します。
この記事には、わたしなりの削除基準と実際に使ってみて役立ったツールを紹介します。作業効率を上げて記事削除したいという方は読んでみてください。
このサイトはワードプレスで運営しているので、ワードプレス向けのツールが多くなります。
記事削除の判断基準
記事を削除する理由
サイトの質を下げるような記事を削除することが目的になります。サイトの質を下げることにつながるのは以下のような記事と考えています。
・サイトのテーマから外れている。→サイト内を循環するときに、検索者に不要な情報を提供してしまう。
・定型記事が多く、情報が古い。→検索者に不要。
基本的にサイトの評価は、検索者に有益となることが評価されます。もう少し正確には、検索者に有益となるであろうとグーグルが判断するアルゴリズムに沿っていることが評価に繋がります。(そのため、アルゴリズムだけを見る戦い方もあります。)
削除基準
これらを踏まえて、わたしなりの記事の削除基準を以下のように定めました。
- 記事への流入がない。
- 文字数が1000文字以下。
- 投資、子育て、家計、ブログと無関係。
- 1年以上古い定型記事
それでは、実際に削除していきましょう。
流入有無の判断
グーグルアナリティクス
これはグーグルアナリティクスを使います。
ブログにアナリティクスを導入していないのであれば、まず導入してください。やり方はこの記事では割愛します。
流入のある記事の確認方法について説明します。
2.セカンダリディメンションから「ページタイトル」を選択。
3.データ集計期間を適宜変更。
アナリティクスでは、ブログ読者の行動を解析することができます。この機能を使って、流入のある記事を確認します。
この方法の問題点は、記事を公開したばかりのタイミングでSNS経由の流入もカウントしてしまう点です。
公開日時を考えながら、「これはSNSからの流入が多かっただけ。」「これは検索流入で長く読まれている!」といった判断は自分でする必要があります。
調べてみると読まれてない記事の多さにショックを受けると思いますが、心が折れないように踏みとどまります。
読まれている・読まれていない記事をメモしていくのは大変ですから、ワードプレスからCSVファイルを出力してそちらに記録するといいと思います。CSVファイルで記事を出力するプラグインには、「CSV Exporter」があります。
参考WordPressの記事をCSVでダウンロードできるWP CSV Exporterプラグインを作ってみた
WPプラグインJetpack
アナリティクスが難しい!って方は、ワードプレスプラグインの「Jetpack」の機能を使うのもアリです。
インストールして有効化しておけば、ダッシュボードの「Jetpack」→「サイト統計情報」→「人気の投稿とページ、概要」と進めることで、読まれている記事の集計を見ることができます。
こちらも、SNS・検索流入共にカウントされます。
文字数の少ない記事を簡単に判断する方法
ワードプレスのプラグイン「Posts Character Count Admin」を使います。
インストールして有効化さえしてしまえば、「投稿」→「投稿一覧」の表示項目に文字数が表示されるようになります。
ブログを書き始めた頃の記事は800文字前後が多く、削除対象となった記事を懐かしく思いつつオサラバしました。
このタイプのプラグインはあまり重くはありませんが、サイトの表示速度を考えるのであれば、使用後は再び無効化することを推奨します。
古い定型記事の削除
定型記事はタイトルが決まっていることが多いと思います。まずは「投稿」→「投稿一覧」の検索窓に定型記事に含まれるワードを入力します。「資産状況」とか「家計簿」とかですね。
あとは古い記事を削除していけばオーケーです。
メインテーマと無関係の記事の削除
これについては、タイトルや自分の記憶をもとに削除する記事をピックアップしていくしかありません。
記事数の少ない関連性の薄いカテゴリーがあるのであれば、カテゴリーごと削除してしまうのも有効です。
削除後にすること
リンク切れの確認
記事の削除を行うと、サイト内のリンクが途切れてしまうことがあります。「リンクを飛んだのにページがない」という状況はユーザーに優しくありませんし、結果としてサイト評価低下につながります。
そこで、リンク切れをチェックするプラグインの登場です。
「Broken Link Checker」を使いましょう。
設定はデフォルトのままで大丈夫です。このプラグインでは、リンク切れとなっている箇所を通知してくれます。さらに、通知された箇所を修正してリンクを切ることができます。プラグインで一括して修正も可能ですが、リンク切れになっているリストを読みながら1記事ずつ修正をかけていく方をお勧めします。
敗者復活戦
削除した記事の中には、ちょっとした工夫すれば流入が発生する可能性もあります。例えば、「リライト」や「内部リンク」がちょっとした工夫にあたります。
リライトを行うことで、記事の質を向上させたり、古かった情報をリニューアルすることで削除基準から外れる記事は以外と多いです。あとは、どれだけそこに時間をかけることができるか、自分のリソースとの相談になりますね。
その点で内部リンクの方が、手間がかかりません。
最近書いた記事から、「関連記事」として過去記事にリンクを送ったり、過去記事をまとめたまとめ記事を作成します。これによって、読者のサイト内循環も生じ、うまくいけば評価アップします。
ちなみに、今回の私のケースでは敗者復活戦はありません。
復活の筋がなさそうなのと、手間をかけられないのでバッサリと切ることにしました。
まとめ
SEO対策の一環として、低品質と思われる記事の削除を行いました。SEOの効果が出てくるのは数ヶ月後ですから結果はまだわかりませんが、もともと読まれていない記事なので悪い方向にはいかないでしょう。
成果はまた数ヶ月後に報告したいと思います。
なお、今回削除した記事はちょうど30記事でした。190記事→160記事で多少はスリム化できました。
記事が増えすぎてごちゃごちゃしてきた…という方は、一度挑戦してみてはいかがですか。
言わずもがなですが、バックアップはお忘れなく。必要な記事を誤って削除してしまう危険性がありますからご注意ください。
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