「投資とギャンブルは違う!」
投資をしている人はよく聞きますよね。
もともとパチンコも競馬もやらないので、いまいたピンときていませんでした。
そんな私ですが、先日シンガポールのカジノでギャンブルを楽しんできました。そこで、投資とギャンブルの違いについて実感したことをまとめておきます。
シンガポールのカジノについて
シンガポールには「マリーナベイサンズ」と「リゾートワールドセントーサ」にカジノが2つあります。
アクセスやドレスコードのカジュアルさはマリーナベイサンズの方が気楽だと現地の方から聞いたので、わたしが行ったのはマリーナベイサンズの方。
パスポートとお金を持っていれば、特に問題なく入場できます。
カジノでの勝敗は!?
投資とギャンブルの違いの前に、まずはわたしがどんな掛け方をしてきたのか紹介します。
気になる勝敗は、
大負け。
投資では体験したことのないレベルで負けました。
金額を書くと生々しくなるので、初期投資を300しまうま$とします。レートが知りたい方はツイッターでご連絡ください。
出だしは好調
スロットについて遊び始めたところ、いきなり大当たり。
350しまうま$まで増やしました。
確信しましたね。
「今日は勝てる。」
大当たりの後もスロットで遊びましたが、ものの数分で250しまうま$になりました。
確信しましたね。
「今日はやべぇ。」
ルーレットでちまちま
スロットは瞬間最大風速がありすぎるため、ルーレットでちまちま遊ぶことに。
カジノで長く遊びたいなら、ルーレットがオススメです。ミニマムベット(最小の掛け金)が小さいテーブルなら、掛け方にもよりますが割と長く楽しめます。
赤・黒のほぼ1/2の勝負を繰り返しつつ、あたらねーかなーと数字もチップをおいていました。
ジワジワ減って、50しまうま$に。
リターンで言ったらこの時点で87.5%のマイナスです。リーマンショックもビックリ。
でも、わたしは知っていました。
「投資は市場に居続けることが大切。」
ここで帰ったら、「稲妻の輝くとき」を逃してしまいます。
ルーレットで勝負に出る
リスクをとらなければリターンを得られません。手元に残った50しまうま$を赤にフルベット。
100しまうま$にまで増やします。
100しまうま$をさらに赤にフルベット。
「倍プッシュだ…!」
なんと200しまうま$になります。
ドラクエのカジノで腕を磨いてきたわたしに怖いものはありません。
「倍プッシュだ…!」
現金が底を尽きました。
ギャンブルと投資は全然違う
カジノで遊び尽くしてギャンブルと投資の違いをヒシヒシと感じました。私が実践しているインデックス投資との違いをまとめます。
FXとか個別株とかはその限りではありません。
インデックス投資では資産ゼロにならない
詐欺は別として、インデックス投資では変なファンドを買ったとしてもゼロになることはないでしょう。
資産が目減りしたとしても世界経済の流れに身を任せているうちに復活するポテンシャルは秘めています。
実際にリーマンショックで為替と株価下落のコンボで80%マイナスまでいったあとに回復していく姿を見ていると、ギャンブルとの違いを見せつけられているようです。
期待リターンが違う
投資とギャンブルの違いについて「還元率」で語られることがあります。還元率とは投入した金額に対して戻ってくる期待値のことです。
宝クジの還元率が極悪で50%程度。パチンコが意外と良心的で90%弱らしいです。カジノは94〜98%。ここまでくるとかなりの高還元率のようですが、それでもやはりマイナスサムゲームです。
娯楽として楽しむ分にはいいですが、長期的にその場に居続ければ収束してマイナスになる可能性が高いわけですよね。一発ドカンと当てるドリーミィーな場ではありますけど。
一方で投資の期待リターンは、株式では3〜7%くらいです。ちょっと無理矢理に還元率という表記をするならば、103〜107%となります。期待値に収束するくらい、長く市場に居続けることが大切というのも納得。
「お金が増えたり減ったりする」とだけ捉えると投資もギャンブルも同じですが、問題はその期待値なんですね。
スタイルが全然違う
わたしの投資は、インデックス投資と呼ばれるTOPIXなどの株価指数に連動するファンドを買っていくスタイルです。
FXや個別株のような爆発力はありません。だからこそ、節約や副業などで投資金額を増やしていくことが資産形成につながるため、コツコツ地道にやっていく必要があります。
ギャンブルのスタイルは、ご覧いただいた通り。ドラクエでいえば「ガンガンいこうぜ」です。
ちょっと話が逸れますが、ドラクエはレベルアップすると体力と魔力が回復します。「ガンガンいこうぜ」で敵を倒してくと体力と魔力がなくなっていきますが、運良くレベルアップできれば回復します。
わたしのギャンブルは、そんな感じ。勝つまでは負けない。破滅的なスタイル。
今回はカジノという場を楽しもうと思い、「なくなってもいいやー」という賭け方をしたからスッカラカンになるまでやりましたが、遊びでもフルベットしちゃうようなポテンシャルがあるので危うさを感じますね。
自分の性格を理解しているからこそ、投資では堅実なやり方をとっています。
まとめ
正直なところ、なんだかんだいってカジノが楽しかったのでこんな記事を書きました。
「投資とギャンブルは違う!」と一般的に言われているようなことも、実際に体験することで理解が深まっていきますね。
ギャンブルで自分の危うい側面を理解し、それが投資に漏れ出てこないようにメンタルをコントロールすることって大事だと思います。
コメントを残す