投資の税制優遇制度であるNISAに、2018年から新しく「つみたてNISA」が加わります。従来のNISAよりも、初心者向け・長期投資向けとなっています。
ここ最近では準備段階として、金融庁主催でつみたてNISAの説明会や「つみフェス」なるものまで開催されています。これらのイベントには投資ブロガーも参加しており、金融庁側からすれば『広告塔』の役割を任されているともいえます。
わたしはつみたてNISAには結構期待していて、
「投資が普及して、貯金一筋の妻とも協力して資産形成できるようになったらいいな。」
「身近な人と気楽にお金の話ができるようになったらいいな。」
などと思っています。
投資とあまり縁のない方々にもつみたてNISAが広がっていくためには、SNSをはじめとするWEB媒体を活用しない手はありません。
そこでこの記事では、つみたてNISAをあなたのブログで取り上げるメリットとして、「アクセスアップや収益性が期待できるよ!」という話をしたいと思います。
今はブロガーじゃないけど、これから投資ブログを始めてみようかなって方も読んでみてもらえると嬉しいです。
Contents
つみたてNISA関連ワードの規模はそこそこ大きい
ブログのアクセスアップのためには、大なり小なり検索ボリュームのあるワードで、それなりに上位表示されることが必要です。
つみたてNISA関連ワードが検索されなければ、いくら頑張って記事を書いてもアクセスアップは見込めません。まずは検索ボリュームを調べてみます。
関連ワードを取得する
関連キーワード取得ツール(仮名・β版)を使って、「つみたてNISA」と何を一緒に検索している人がいるかを調べます。「つみたてNISA いつから」とか「つみたてNISA オススメ」とかをピックアップするわけですね。
検索窓に「つみたてNISA」と入力して検索すると、関連ワード一覧が出てきます。重複を削除したワードリストが「全キーワードリスト」に出てくるのでこれをコピーします。
グーグルアドワーズで検索ボリュームを調べる
検索ボリュームを調べるためにグーグルが提供しているツールがあります。それが、「グーグルアドワーズ」。
本来はグーグルに広告料を払っている広告主向けのツールなのですが、広告料を払わなくても一定の機能は無料で使うことができます。今回使う検索ボリューム取得は無料の範囲内ですので安心してください。
今回は詳しい使い方は割愛して、結果のみ掲載します。気になる方は、ツイッターで連絡してもらってもいいですしググってもらってもわかりやすい記事がでてきます。
調査結果
かなり幅広く表示されるので、あくまで雰囲気をつかむために使う程度にとどめるのがベターです。結果の多い順に記事を書いていけばアクセスアップするというような単純な話ではありません。
ポイントとなるのは、競合が軒並み「低」であること。
アフィリエイトの報酬が高いような「脱毛・FX・車中古買取」などのワードはどの関連ワードも「高」になっており、新参者が上位表示することはとても難しい環境になっています。
つみたてNISA関連ワードの競合が「低」ということは、あなたがこれから記事を書いていっても上位表示される可能性が比較的高いことを意味しています。
持続性のあるキーワードでブログの資産となる記事になる
金融庁が指し示す家計の方向性
つみたてNISA自体が、金融庁が音頭をとって進めている制度です。また、管理省庁が異なりますが個人型確定拠出年金(iDeCo)の対象者が増えたことも併せて考えると、今後は「自力で資産運用をして家計を骨太にし、将来に備えていってほしい。」というのが国の方針だと伺えます。
つまり、「つみたてNISA」関連の記事は一過性ではなく長期にわたって読まれ続ける記事なるポテンシャルがあります。
一過性の記事ですと、どんどん書き続けなければアクセスを維持できないためしんどいですが、長く読まれる記事はブログの資産になります。アクセスを維持できると精神的に消耗しにくいため、ブログを継続しやすいという副次的な効果もありますね。
積立投資する人も増えている
ここ数年は相場が上昇傾向で、全体としての割合はまだ少ないですが、積立投資をしている人が増えています。
以下の日経の記事では、積立投資の広がりについて紹介されています。
個人投資家の間で投資信託を一定額買い続ける「積み立て投資」が広がってきた。証券会社7社によると、7月の月間積立投資額は142億円で、前年同月と比べ34%増え、過去最高になった。3年前の2014年7月に比べると約2倍に膨らんだ。このペースでいけば株式市場に流入する積み立てマネーは年間1700億円規模になりそうだ。
積立投資をする人口が増えれば、それに伴って現在のボリュームよりも増えることが期待できます。相場が悪くなった時には検索数が減るでしょうけど、そこはまぁ仕方ないということで。
記事を書くときのターゲットについて
つみたてNISA自体が初心者をターゲットにしている
記事を書く時には、ターゲットを決めておくと書きやすいですし、読み手からしても「自分のことを書いてくれているみたいだ!」となり満足感が得られます。
つみたてNISA関連記事のターゲットは誰なんでしょうか?
それは、つみたてNISA自体のターゲットを考えるとみえてきます。つみたてNISAは、投資に詳しくなくても地雷ファンドを踏まないように銘柄が絞られていたり、年間投資金額が過多にならないよう40万円に設定されていたりします。
つまり、つみたてNISAのターゲットは「投資初心者」です。
さらに踏み込めば、長期投資を想定していますから50代60代よりも資産運用期間を長く取ることができる、20代後半〜40代前半あたりがターゲットになってきます。
あとは、「主婦」「サラリーマン」といった属性を付与していけば考えやすくなりますね。
初心者は気になることが多い
興味をどれだけ持っているかという個人差はあると思いますが、自分が投資について一番検索したのは投資をこれから始めようとする初心者のときです。
自分の大切なお金のことですから、心配になることがたくさんでてきます。慎重な人は「メリット・デメリット」を把握したがりますし、すぐに答えが欲しい人は「オススメやランキング」を知りたがります。勉強熱心な人は「本」あたりが検索ワードになりそうですね。
初心者向けの記事は、わかりやすく説明するという難しさがあるものの、記事のテーマは比較的豊富にあり書きやすいと思います。
キーワードの収益性
ブログを運営しているのであれば、どうせなら収益も欲しいはず。つみたてNISAの収益性に関する考察です。
グーグルアドセンスとアフィリエイト広告の2つの側面から考えてみます。
金融系のアドセンス単価は高い
詳細なアドセンス単価は規約上言及できませんが、金融系のアドセンス単価は比較的高い水準にあります。
平均値を上げているのはFXとか不動産とかなので、つみたてNISAと直結するアドセンスの単価はそこまで高くはならないと思います。
でも、つみたてNISAに興味を持っている読者はなにかしら資産運用についても興味を示しやすいので、単価の高い広告を見てくれる可能性も高まります。
「初心者狩りみたいで嫌だ!」
「自分のブログではFXや不動産なんて紹介しない!」
というのであれば、アドセンスの設定から非表示にすることもできます。このあたりは、ブログの運営方針でお好みで。
証券会社各社のキャンペーンが期待できる
ネット証券会社はなにかしらキャンペーンをしていることが多いですが、つみたてNISAに乗じたキャンペーンもおそらく実施されるでしょう。
キャンペーンをしていると、単純につみたてNISAの認知度が上がることが期待できますし、後述するアフィリエイト広告の紹介もしやすくなります。
アフィリエイト広告を貼ってみよう
アドセンスは自分のブログのスペースをグーグルに貸し出して、グーグルが読者に向けて広告を貼るシステムですが、アフィリエイト広告は自分で広告を選びます。
広告経由でモノが売れたり口座開設されるとお金が入る仕組みですね。
アドセンス一本もありですが、せっかくなら証券会社の口座開設プログラムくらいは広告を貼ってもバチはあたらないでしょう。
アフィリエイトについてイチから書くと長くなってしまうので、簡単にだけ説明します。
ざっくりまとめるとこの2STEPです。資料請求とか口座開設とかによって報酬は変わってきます。登録は無料なので、一度覗いてみてください。
何の記事を書いたらいいのか?
ターゲットのは初心者
つみたてNISA自体のターゲットが投資初心者ですから、それに沿って書くことをオススメします。あなたがすでに投資を始めているのであれば、
「初心者だった頃の自分が何を知りたかったか?」
「新しくつみたてNISAができたら何を知りたがるか?」
まずは自分を振り返ると書きやすいと思います。
初心者に向けたマインドマップを考える
振り返った際に、箇条書きにするよりはマインドマップをつくると整理しやすくなります。マインドマップとは頭の中を整理し思考を広げていく方法で、中央にメインの概念・キーワードを書き、そこから放射状に連想するイメージやキーワードを広げていきます。
記事を書くターゲットが決まったら、この人ならどんなことを考えるか?と想像しながら書き込んでいきます。
ウェブライティングでの詳細な使い方は、以下の書籍を参考にしていただくと理解が進みます。
本人がマインドマップを作成してから記事を作ったかどうかは存じませんが、米国株ブロガーとして有名なはちどうさんの「米国株初心者におすすめな記事」のまとめ方はとても参考になります。
マインドマップとはちょっと違うかもしれませんが、Why ・Who・Where・When・What Howのいわゆる5W1Hにそって記事を書いていくというのも手ですね。
まとめ
2018年からつみたてNISAがはじまります。金融庁は投資ブロガーに広告塔としてのはたらきを期待しているようですが、ブロガーからしてもメリットはあります。
競合がまだ育ちきっていないうちに書き始めることで、先行者利益を得られることが期待できるので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
「俺は金融庁の犬にはならないぜ!」と言わず、みんなで盛り上げて投資が一般的になったらいいなと思います。
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