私は主にインデックスファンドに積立投資をしており、バイアンドホールドでの資産形成を目論んでいます。老後にはこれを解約しながら生活費にあてていくつもりです。
また、教育費の一部も投資を活用しており、こちらは15〜20年後に解約をしていきます。
さて、老後の資金にするにも教育費にするにも、売却は必須です。
ここでタイトルに戻るわけですが、バイアンドホールド戦略をとっているとはいえ、売却の練習は必要なんじゃないかと最近感じています。
タイミング投資のための練習ではない
ここで、「売却の練習」というワードにはいくつか意味が考えられます。
すぐに思いつくのは、「利益が出るようにタイミングを見て売るための練習」でしょう。
確かに、練習して売り抜けるタイミングが分かるようになるのであれば老後も安泰かもしれません。売るタイミングが分かる様になれば買うタイミングも分かってきて、資産形成に大いに役立つでしょう。
しかし、ちょっと練習したくらいで売買のタイミングがわかるようになるもんでしょうか。
振り返ってみれば、私が積立投資をしている理由のひとつは、タイミングをみて売買してリターンを上げることは難しいというスタンスに基づきます。
同じ様な理由からドルコスト法で投資している方も多いと思います。
買うときはタイミングを見ず、売るときだけタイミングを見計らうというのは矛盾を感じます。
これは、私の意図するところではありません。
淡々と売るメンタルを養う練習
私が考える「売却の練習」の狙いは、利益がでていてもでていなくても淡々と解約することに慣れることにあります。
使うことを目的として積み立ててきたわけですから、よほど資産に余裕がある場合を除いて、解約していく必要があるはずです。
老後の自分の気持ちで考えてみると、これまでは淡々と積み立てて買ってきたのにいざ売るとなると、「長期間積み立ててきたんだからできるだけリターンを大きくしたい」「今は相場が悪いから売るべきではない」などと理由をつけて素直に売ることができない気がします。
そのため、相場やサンクコストに惑わされることなく淡々と売るメンタルを養っておく事は必要だと思いました。
積み立てたファンドを淡々と売るために
前述した理由から、インデックスファンドの一部を売却してみようと思います。
売却した際に、自分がどんな気分になるのかテストするためです。
これまで売却はしたことがないので、これが初めての経験になります。
ちょうど興味は持ったが積み立てるつもりはないファンドがいくつかありますので、これらを売却します。
もちろん、無闇に売却しては資産形成に合理的ではありませんが、試し買いしたものを試し売りするくらいのことは、経験値もたまるし、まぁいいんじゃないかなと考えています。
つまみ食い程度の全然大した金額ではありませんので、売却によって利益(損失)を確定する経験を積んで、将来は淡々と解約できるようなメンタル形成の一助になればと。
すこし話は変わりますが、自分の意思を介さず、証券会社の定期解約サービスを使うのは非常に有効だと思います。
一度設定してしまえば、相場に関係なく解約していってくれますからね。
積立も自動、解約も自動で老後の資産が準備できていたらこんなに嬉しい事はありません。
とはいえ、自動解約サービスも停止したくなるかもしれない、というビビり思想なので、売却経験はするつもりです。
おわりに
バイアンドホールド戦略をとってはいますが、将来売却するタイミングは訪れます。
その時に、相場に惑わされることなく売却するためには、精神的な慣れが必要だと思います。
バイアンドホールドに固執し過ぎることなく、売却による自分の気持ちの変化と向き合ってみます。
※何を売却するかは、まだ特に決めていません。売却したらブログに書きます。
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