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身近な人が高コスト毎月分配型投信を買っていたらどうするか

kenzさん(インデックス投資日記@川崎)のこちらの記事で、毎月分配型ファンドで損している方から相談を受けた話について書かれています。

投資について勉強をする過程で、高コスト毎月分配型ファンドの危険性についてある程度理解してきましたが、そこで考えたのは、「身近な人がそれを買っていたらどうしよう」ということでした。

マイナス金利を口実にした営業が増えてもおかしくない今日このごろ、この悩みは割りとリアルかと思います。

買ってしまっていたらどう説得するか、そもそも買わないようにどうしておくべきか考えてみました。

相手との関係性によってどうするかは全く変わってきますので、参考になる自信はありませんが、考える切っ掛けになれば幸いです。

親が相手と仮定して考えてみた

最初のハードルは、相手からの自分の信用が銀行員に勝っていないといけない点にあります。
(日常的な信用でなく、金融商品に関して)

金融知識に関する信用を勝ち取ることは、一朝一夕にはなかなか難しいところです。
いかんせん相手はプロ(と認識されている)なわけですからね。

そこで考えられる一つの手段は、本を渡すことでしょうか。
本を書いている方もプロですから、プロ対プロの構図になる分いくらかマシでしょう。
私としては、量・わかりやすさ・内容のバランスを取って、竹川美奈子さんの「はじめての『投資信託』入門」がオススメできます。(リンク先:レビュー記事)

kenzさんの記事のパターンでもそうでしたが、低コストのインデックスファンドに乗り換えましょうという話まで持っていくのはなかなか難しい気がします。

最低限、高コスト毎月分配型を手放すところまでは持って行きたいですね。

次に、自分が金融知識に関して信用されていたとして、説得する際に気をつけたいことがあります。

親ってお金のことはほとんど子供に話さないと思います。
ですから、仮に「毎月分配型はダメだよ」とか「相談してから購入してね」と話してあったとしても、自分に相談することなく購入してしまうことも十分ありえます。

買ってしまっていることが判明した時に「だから相談してっていったじゃん!」「ダメっていったじゃん!」と言いたくなる気持ちをぐっと抑えるよう気をつけたいと思っています。
会話がそこで終わってしまったら元も子もないですから。

こうならないようにするには、あらかじめお金に関する話題にある程度オープンな関係を築いておく必要があります。

私は、親に投資を始めたことも本を読んで勉強していることも伝えており、実家に帰るタイミングで保険や貯金の話を積極的にするように心がけています。

友達が相手と仮定して考えみた

momokoさん(HAPPYな毎日)のこちらの記事では、同じように友人が高コスト毎月分配型ファンドを買っており、危険性をどう伝えるか悩んで「本を渡して読んでもらう」という方法をとっていました。

momokoさんの友人がその後どうなったか非常に気になります。

友人とは、親以上に日頃からお金の話なんてなかなかしませんから、私もこれくらいのことしかできない気がします。

投資をしていることは話しているごく一部の友人には、「投資なんてやってるの!?」みたいな目でみられない関係ですので、はっきりとダメだと言えるかもしれませんが…

説得に役立つスキル

お金に関する話題にオープンな関係を築いておくことも重要ですが、説得するためのスキルも必要になってくると思います。

自分は毎月分配型は悪いということをわかっているが、相手はわかっていない。
この状況の中で説得するためには、「コーチング」のスキルが必要なんじゃないかと思っています。

こちらが悪い悪いとプッシュすれば、相手は怪しく感じたり、相手はいいと思って買っていた場合には反発をしてくる可能性もあります。

友人のケースなんかであれば、「投資に興味持っているなんて、しっかりしているね!」みたいなところから始まり、少しずつコストの話題に移り、「このファンドってコスト高いかも!?」と相手に気づいてもらえるような話し方をするとか。
(私はコーチングに関する知識はほとんどないので、イメージでしゃべっています。)

おわりに

「身近な人が高コスト毎月分配型ファンドを買っていたらどうするか」という問いに対して、自分なりに考えた内容をまとめます。

  • 日頃からお金に関する話題にオープンな関係を築いておく。
    ⇒特に家族に対して。友人とお金の話はしやすい相手、しにくい相手がいますからできる範囲でいいと思います。
  • 無理に説得しようとせず、相手に危険性に気づいてもらえるような話し方をする。
    ⇒コーチングの技術が役に立ちそうです。要勉強。

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