日経マネー(2016年5月)を読んでみたら、「ウォール街のランダム・ウォーカー マルキール教授が語る 運用の未来」という特集が組まれていました。
そこでは、マイナス金利では国債でのリターンは期待できないので、社債や高配当株をポートフォリオに入れることが推奨されていました。
インデックスから入った私には、社債も高配当株もあまり馴染みがなかったので、少し調べがてらポートフォリオに組み込むべきか考え始めてみました。
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社債について
社債というと、SBI債やソフトバンク債が話題になっていました。預金や個人向け国債と比べても金利が高いですね。
確かに金利の数字だけ見れば国債よりもリターンが期待できそうですが、実際のところはどうでしょうか。
そもそも社債とは、企業が発行する債券のことです。償還期日まで所有していれば、元本と利息が入ってきます。この点が株式とは大きく異なる点ですね。
社債にもリスクがあります。発行元の企業が倒産すると、お金が全く戻ってこない可能性があります。これを「信用リスク」といいます。
金利が高いということは、信用リスクが高いから金利を高くしないとお金が集まらないということになります。
安易に金利だけで選ぶのは非常に危険です。
では、適切に信用リスクを評価すればいいのかというと、そんな単純な話でもありません。個人投資家ぎ信用リスクを評価するのは難しく、格付け会社のランクを見る程度の事は出来ますが、それ自体どこまで信頼性があるかは疑問符が付きます(サブプライム問題等)。
また、社債の購入金額もネックになります。
私はコツコツ積立投資をしていますが、社債の購入金額は50万、100万という単位のものが多く、一銘柄に充てる金額としては大きくなりすぎます。
このような理由から、マイナス金利といえど、私は社債に投資するつもりはありません。
高配当株式について
日経マネーではアメリカの通信会社であるAT&Tの高配当株が推奨されていました。
正直なところ、個別株式投資は興味はあれどイマイチ理解できていないので言及は避けておきます。
ちゃんと理解したらあらためて。
おわりに
マイナス金利対策ということで、社債や高配当株が勧められていました。
社債は適切なリスク評価が難しいこと、まとまった購入金額が必要なことから社債をポートフォリオに組み込むことはしません。
高配当株は、ETFでも買いがてら、ちゃんと勉強したいと思います。
高配当戦略に対するわたしの考え方は「高配当戦略をサテライトとして組み込んだ資産運用」でも書いています。
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