私は教育資金の一部を積立投資で準備し始めています。
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教育資金のような使うタイミングが決まっているお金は、無リスク資産で準備することが王道とされることもあります。これは、投資のように元本を割ることがある場合、いざ必要な時に資金が不足する可能性があるためです。そのため、教育資金の準備に積立投資を活用するのであれば、教育資金が必要になるタイミングで暴落していても問題ないようにしておく必要があります。
本記事では、出口戦略を「子供の大学入学時に暴落していた場合でも困らないようにするための戦略」と定義して考えてみました。
一般的な意味である、解約時のリターンを最大化する方法ではないのであしからず。
教育資金の出口戦略
老後資金に向けた積立投資では、歳をとってリスク許容度が低くなってくるに従って、無リスク資産の割合を増やしたり、定率解約したりすることで、暴落していてもある程度対応することができるます。
一方で、教育資金に向けた積立投資では、まとまったお金が大学入学の時点で必要になるため、解約のタイミングを分散することがし難いという特徴があります。
また、18年程度という中期的な運用期間となるため、途中で無リスク資産の割合を増やして微調整していくよりは、よく考えて最初からリスク許容度の中でやっていくべきです。
運用期間が短い方が、想定したリスクに収束しにくいためです。
これらの特徴を踏まえつつ、私の出口戦略をまとめます。
出口戦略は、環境によって大きく変わりますので、ざっくりですが私の条件を記載しておきます。
- いざって時の生活防衛資金がある。
- 自分も老後資金のために積立投資をしている。
- 預金と学資保険も組み合わせて教育費を準備している。
- 投資資産が3分の1になっても教育費は足りる見込み。
この条件での私の出口戦略は、暴落か否かの2パターンで考えています。
1.暴落していた場合
預金と学資保険を除いた不足分は生活防衛資金から拠出し、積立投資は解約せずに子供用の長期投資に目的を変更して、子供に引き継ぐ。
教育費の不足に生活防衛資金を充てるのは賛否あると思いますが、子供が望む大学に行けないことは最優先で避けたいことなので、問答無用で手をつけます。
教育資金の準備ということで、ジュニアNISAでの積立投資を始めていますが、全部使いきらなければ子供に引き継いでいきたいと考えています。そのため、暴落していた場合はいっそのこと解約するのをやめてしまい、長期投資向けの積立にしてしまおうという戦略です。
暴落していた場合、長期投資の過程であれば、むしろ仕込み時ともいえます。
長期投資のチャンスにわざわざ解約してしまうことはないという発想です。
生活防衛資金に手を付ける可能性があるくらいなら、全額無リスク資産で用意するべきでは?という考え方もごもっともです。
私の考えとしては、もしも留学等により予定していた教育費以上のお金が必要になった場合に、リスク資産での運用がうまく行っていれば、奨学金などを借りずに済む可能性があります。
こうしたことを期待して、教育資金の一部を積立投資にしています。
投資をしていたことで、子供に教育や経験という投資ができたら素敵だなという考えです。
あとは、大学の授業料増加やインフレ対策としての目的もあります。
2.暴落していなかった場合
預金と学資保険を除いた必要分を積立投資から部分解約して、残りは長期投資として継続する。
投資資産の3分の1程度を預金と学資保険に足せば、教育費が足りると見込んでいます。
プラマイゼロでも3分の2は残るため、今度はこれを基に長期投資に移っていきます。
多少はタイミングを分散させるために、授業料支払いのタイミング毎に必要分を解約していく考えです。
このパターンであれば、シンプルでありがたいですね。
おわりに
教育資金向けの積立投資の出口戦略について考えてみました。
老後資金の出口戦略とは性質が異なりますので、注意が必要です。
出口戦略というよりかは、ケーススタディのような気もしますが、「必要な時に暴落していたらどうするか」というテーマは、これからも投資の経験を積みながらよく考えていきます。
「子供に十分な教育を与える」という目的を見失わず、自分にあったより良い方法にブラッシュアップしてきたいと思います。
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